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英検・ライティング問題編(4) ― 英作文は「書く前」が9割

英検ライティングは添削より「日本語での構成メモ」と「模範解答の音読」が効果的!いきなり英語で書かせる非現実的な指導から脱却し、評価される意見論述を書くための具体的な学習法を、音読×直読直解の英語専門塾GCA代表が論理的に解説します。

『音読×直読直解』の英語専門塾GCA・代表のグッチャンです。

英検「合格」はゴールではなくスタート シリーズ。ライティング問題の定番「意見論述問題(Opinion Essay)」の続きです。添削指導だけで上手く書けるようにならないのなら、何を練習するべきでしょうか?

まず「日本語」で考える

近年の英語教育では、昔ながらの「訳読」方式が衰退する一方、

「日本語にいちいち直すからダメなんだ。最初から英語で考えて、英語で書いたり話したりするべきだ」

という意見が優勢になっています。

しかし実際には、私たちは毎日24時間、日本語環境で生活しており、学校の英語の授業も日本語で行われています。実は、文部科学省は高校英語の「オールイングリッシュ化」という目標を以前から掲げているのですが、現場ではほとんど実践されていません(し、する必要もないと個人的には考えています)。

このような学習環境の中で、そもそも「日本語ですら」考えたことがないトピックについて、生徒にいきなり英語で思考・表現させるのは、ライティング指導として効果的でしょうか?

本来であれば、国語科の学習指導要領を見直し、入試の「小論文」のような練習を大幅に増やすのが本筋でしょう。しかし、目の前に英検のライティング問題が存在する以上、何かしらの現実的な対応をする必要があります。

そこで、英語のライティング問題対策としても、「小論文」と同様に、日本語で考え、日本語で「構成メモ」を作ることから始めるのが効果的です(下はGCAでの「構成メモ」のサンプル)。

解答例を分析する・音読して身につける

次にやるべきことは、賛成・反対両方の解答例を分析し、Opinion Essay でよく使う定型表現や、そのトピックにおける標準的な論点をまずインプットすることです。

「探究」授業のレポートや大学の論文とは異なり、英語試験のライティング問題では、オリジナルな意見を主張することは求められていません。むしろ、独自性を出そうとするあまり、客観的事実に反したり科学的根拠に乏しい主張をしてしまうと、解答として良い評価は得られません。

ですから、我流で英作文を書いて添削を受けるよりも、解答例を分析し音読練習を重ねることによって、そのトピックに対する一般的な論点や論理的な段落の構成、定型表現などを身につけることが、英語試験として評価される Opinion Essay を書くための最も効果的な練習です。

また、解答例の音読練習は、ライティングテストだけでなく、スピーキングテストの対策にも効果的です。ライティング問題の解答例が十分に身についていれば、スピーキングテストで同様のトピックの質問を受けたとき、同じ論点を短くアレンジして口頭で答えることができるようになります。


福岡天神・オンライン対応の英語専門塾GCAによる「英検対策集中講座」(3級〜準1級)。単語や過去問の対症療法ではなく、1つの英文を4技能で徹底活用する王道の指導法。全4回で大学受験にも繋がる本物の英語力を養成します。

Good Chace Academy 代表/講師。英検1級。TOEICスコア960。1976年生まれ。弘学館中学校・高等学校,国際基督教大学(ICU)教養学部卒。高2で英検準1級合格,高3でTOEICスコア825,TOEFL(旧PBT)スコア590。ICU卒業後,一橋大学大学院商学研究科に進学し経営戦略論・経営組織論を学ぶ。2011年,Good Chance Academy設立。4技能化やアクティブ・ラーニングといった新しい言葉ばかりが先行する風潮の中でも,正確な音読・リスニングの徹底による読解力の養成を基本に置いた指導方針を貫き続ける。