一般的な英語学習の問題点
一般的な英語学習の最大の問題点は、英語をバラバラに学習していること。
「英語はひとつ」であるにもかかわらず、テストの出題形式(文法・長文・リスニング…)や受験する試験(定期テスト・英検・大学入試…)ごとに「◯◯対策」として別々に勉強しているのです。


一見すると、このような勉強は試験に合格するには近道で効率良く見えます。ところが、ここに大きなワナが潜んでいます。
つまり、出題形式や出題傾向・受験する試験が変わった瞬間、せっかく勉強した内容の大部分が役に立たなくなってしまうのです。近道に見えたものが、長い目で見ると実は遠回りになるということです。

このような問題点をクリアするため、GCAではあらゆる試験のどのような問題にも対応できる学習メソッドで指導します。
GCAの学習法① ― 長文教材のフル活用
GCAでは、長文教材(Reading Materials)をフル活用する、使い倒すことで英語力のあらゆる側面をバランス良く養成します。つまり、長文をあくまで素材として、読解(リーディング)はもちろん、単語や文法の確認、音源を使ったリスニング練習、音読によるライティング・スピーキングの練習まで、4技能すべての実力を身につける学習を行ないます。長文には英語のすべてが含まれているのです。


① 単語(語彙)
たとえば、単語(語彙)の学習―。単語集を使って「suggest – 示唆する」と1対1で暗記するのは確かに近道に見えます。しかし、重要な英単語ほど幅広い意味を持つものが多く、同じ単語が実際の文の中で大きく意味合いが変わります。品詞まで変わることも少なくありません。
文章の中で「生きた」状態の単語を学習することが、本物の語彙力を向上させるのです。
以下は上の長文から作成した語彙問題。この長文を学習していれば簡単に正解できます(長文の学習法については別記します)。

② 文法
文法も同じ。文法というとワンセンテンスの「4択・穴埋め・並べ替え」問題をイメージするかもしれませんが、あらゆる英文は同じ文法にしたがって書かれています。長文の中の文ひとつひとつに使われている文法を確認しながら学習すれば、わざわざ文法問題を解く必要はないのです(以下は最初の長文から作成した典型的な文法問題)。

③ リーディング(読解)
読解問題については説明の必要はないでしょう。同じく、この長文を十分に身につけていれば、以下のような読解問題を数学のようにじっくり考えて『解く』必要はありません。

④ リスニング
同じ長文を付属のモデル音声(音源)で学習すれば、すなわちリスニングです。目で「読む」だけでなく、耳で「聴く」練習をすれば、リスニング問題にもリーディングと同じ感覚で取り組めるようになります。

⑤ ライティング
ライティングとスピーキング、つまりアウトプットについても同様です。たとえば以下のような典型的なライティング/スピーキングの問題で、学習した長文の中の表現や内容をそのまま使えます(アウトプットの学習に関しては最後に補足します)。

⑥ スピーキング

「4技能」の正体
このように、いわゆる「4技能」というのは、決して別々に存在するのではなく、同じ「ひとつの英語」の表現方法の違いに過ぎません。
正しい単語・文法で構成された英文を、目で読めば「リーディング(Reading)」、音声として耳で聞けば「リスニング(Listening) 」、手で書けば「ライティング(Writing)」、口で話せば「スピーキング(Speaking)」なのです。

GCAの学習法② ― 精密な『音読』指導
長文教材をフル活用し、4技能を同時に向上させるのに不可欠なのが発音の習得と『音読』中心の学習メソッドです。GCAでの音読学習(および発音指導)については以下のリンクをご覧ください。
実際の指導 ― リーディング&リスニング(インプット)
文字のサイズや読みやすさは教材の内容と同じくらい学習効果に影響を与えます。GCAでは出版の都合で非常に小さな文字で印刷されている市販の教材ではなく、読みやすい大きなフォントと十分に広い行間でプリントアウトしたレベル別のオリジナル長文教材を使用します。
B1-1-白文 B1-1-白文2 B1-1-白文3① マーキング(構文の確認) ― 「目」ではなく「手」で読む
構文を取る練習には、「S・V・O・C・M」あるいは、( )・[ ]・《》といった数種類のカッコで句や節を分類する方法や、意味の句切れにスラッシュを入れる方法(スラッシュ・リーディング)、何色ものマーカーで色分けする方法などさまざまな流派があります。
GCAでは文法的な厳密さと実用性のバランスを考慮し、6つの記号だけを使ったマーキングによる構文の正確な把握を指導します。6つの記号の使い方は体験授業の際に解説します。
② 直読直解&色分け発音プリントによる解説 ― 「頭から読む」「耳で覚える」
マーキングの添削の次は、① 自然な日本語訳 ② 直読直解のための逐語訳 ③ 色分けによる発音ガイドを加えた解説プリントとモデル音声を使って、文法・意味・内容・発音を全センテンスについて一語一句確認します。
B1-1-解説1 B1-1-解説2 B1-1-解説3 B1-1-解説4 B1-1-解説5 B1-1-解説6③ 音読練習と「訳し戻し」テスト
段階的な音読練習を指示し、学習した内容がきちんと身についているか、口頭での「訳し戻し」のテストを適宜行ないます(詳しい内容は以下のリンクを参照)。
筆記テストでは漢文の「返り読み」と同じ単なる和訳の練習になってしまいます。GCAでは4技能のすべてを向上させるため、必ず口頭でテストします。
⑤ 問題演習
仕上げに、学習済みの長文教材を元に作成した各種の問題演習を行ないます。この過程を通して、問題演習を繰り返すことで実力がつく数学などと異なり、正確な音読練習を繰り返すことで実力がつく(=問題に正解できる)という英語の正しい学習感覚を養います。
実際の指導 ― ライティング&スピーキング(アウトプット)
通常、ライティング対策といえばとにかく添削指導、スピーキング対策といえば模擬面接だけが行なわれています。ところが、添削指導・模擬面接の効果の大部分は単なる「本番慣れ」に過ぎません。
理由は2つ。
理由① そもそも書きたい/話したい内容について英語での正しい表現を事前に十分にインプットしていない限り、それを書いたり話したり(アウトプット)できるはずがないこと。
理由② 出題される社会的な論題(トピック)について、そもそも日本語(母語)で論理的にまとまった意見を書いたり話したりできないケースが大半であり、日本語で表現できない意見を英語で書いたり話したりできるはずがないこと。
添削指導や模擬面接の前に…
では、ライティング・スピーキング、つまりアウトプットの効果的な指導とはどのようなものでしょうか。例として英検のライティング問題を挙げます(英検2級・2023年度より引用)。

まず、上記の理由①については、インプット(リーディング/リスニング)の学習の段階で音読練習を十分に行ない、アウトプットに耐えうるレベルで正しい英語表現を身につけることでしか解決できません。
実はより深刻なのは理由②の方です。学校の国語の授業で、自分の意見を論理的に述べる教育がほとんど行なわれていないからです。そこで、初級・中級のうちは「英語で考える」といった非現実的な幻想は捨て、日本語で論理的に意見を組み立てる練習から始めます。具体的には以下のような日本語のアウトラインを作り、内容を十分に議論します。

(記入例)

このシートでアウトラインを細部まで確認した上で実際のライティングに進みます。この段階で表現上のミス(文法・単語)を適宜添削します。

このように添削を2段階にすることで、内容の修正と表現(文法・語彙)の修正を分別でき、効率良くアウトプットの技能を指導できます。
■ 背景知識があまりに足りない場合は、自分で意見を考える前に、まず賛成/反対双方の模範解答を上記のシートで分析し、そのトピックについての正しい事実に基づいた筋の良い議論を知識として身につけます。
■スピーキングについても、まずはライティングとほぼ同じ手順で指導して筋の良い思考力と論理的な表現を身につけ、作成した解答の音読練習・暗唱によって瞬発力を高めます。
文法と単語について
大部分の進学校では文法問題集が重点的に指導され、市販の単語集に基づいた単語テストが毎週行なわれています。したがって、GCAでは基本的に文法・単語の教材を追加しません。
もちろん、学校の授業でわからない部分があればピンポイントで解説し、さらに「短文暗唱プリント」を使った音読練習による文法事項の定着を指導します(詳しくはトップページ動画参照)。

また、学校英語では取り扱われることの少ない認知文法に基づいた直観的な解説や、主要な語根・派生語等の補足も必要に応じて行ないます(当サイト内の「英語学習コラム」にも関連記事を随時掲載)。
