福岡市天神の英語専門塾GCA・代表のグッチャンです。GCAからも毎年、医学部医学科に見事合格する生徒さんたちがいます。どんな生徒さんたちが合格を勝ち取っているのでしょうか。
異次元の競争・医学部医学科受験
実際に医師として働いている学生時代の同期の話を聞く機会がよくあります。文字通り人の生命を直接的に預かるというプレッシャー、社会的な責務の大きさ、常人の体力の限界を超えた労働時間…まさに「聖職」という言葉が最もふさわしい職業のひとつでしょう。
医師という職業につくためには大学医学部医学科に進学・卒業する必要があり、当然ながら、まずは大学入試に合格できなければなりません。
その医学部医学科の入試というのは、周知の通り、他の大学入試とは競争の次元が違います。
一般に、ほとんどの国公立大学の医学部医学科は東大(理Ⅲ以外)より合格が難しく、ほとんどの私立大学の医学部医学科は私大の双璧・早慶の難関学部(慶大医学部除く)に合格するより難しいのです。
たとえるなら、高校の野球部が夏の甲子園に出場するレベルの努力と才能・周囲のサポートが必要な競争の世界です。
それでも合格する受験生たち
GCAにも医学部医学科を目指して勉強に励む受験生が毎年数名ずついます。医学部受験には理数系科目と同じくらい、英語の実力も大きく関係するのです。
ここ数年でも
東京医科歯科大・九州大・佐賀大・昭和大(特待)・関西医科大・獨協医科大・福岡大・久留米大
などの医学部医学科に合格した生徒さんたちがいます。彼らの真摯な努力と強靭な精神力には正直こちらが襟を正さざるを得ません。
残念ながら、良い結果が出なかった生徒さんたちも毎年います。あるいは1年かけて再挑戦し、リベンジを果たした生徒さんたちもこれまで多く見てきました。
もちろん一発勝負の大学入試は水物です。本人の努力や実力、模試での判定がそのまま反映されるわけではありません。
ただし、英語力に関しては医学部医学科に合格する受験生に共通する必要条件のようなものがあります。
医学部医学科に合格する条件 ―英語講師の見解
ずばり以下の3つです。
- 受験学年になる段階で(遅くとも夏までに)英検準1級に合格している、もしくは英検準1級レベルの英語力を身につけている。
- もしくは、受験学年になる段階で理数系科目(数Ⅲ・物理・化学)を先取り学習していてほぼ無敵。つまり受験学年の約1年を英語の勉強にきちんと使える。1年間で数Ⅲ・物理・化学と英語を同じ強度で学習し、成績を上げるのは現実的な計画とは言えません。
- 理数系科目と英語の勉強方法の違いを理解し、きちんと実践できる。具体的には「過去問・難問・参考書マニア」に陥らず、基本的な練習を日々怠らない。
医学部医学科に合格した受験生は上の条件を必ず満たしています。
きれい事は抜きにして、このようなラインにまず立った受験生にのみ、圧倒的な努力・ある程度の才能・周囲のサポートが功を奏するのです。