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個別指導塾の使命とは?

福岡市天神の英語専門塾GCA・代表のグッチャンです。

上位校では各教科から毎日膨大な課題が出され、試験範囲も広くて大変ですよね。

学校課題の異常なボリューム

英語に限っても、ただ例文を毎日5~10回書き写す、何でもいいからノートを1ページ埋める…といった、生徒を自宅でなんとか机とノートに向かわせるだけで、とうてい学習効果が高いとは思えない課題が多く見受けられます。

定期試験でも、どう考えてもその期間ではカバーできない異常に広い試験範囲が課されている学校も少なくありません。

学校のことを悪く言うつもりは一切ありません。

学校の先生というのは一学年何百人もの生徒を同時に指導する必要があります。一人ひとりに合わせた課題や試験を出すのは、そもそも仕組みとして無理があるのです。

キャパはひとそれぞれ

しかし、効果的にこなせる課題の量・テスト勉強のキャパシティは本当に人それぞれです。

同じ学年の数百名が同じ課題・同じテスト範囲を与えられたとして、軽々とこなす人がいる一方で、ただ無理やり機械的に詰め込むだけで消化不良になる人が出てくるのは当然のことです。

それでも学校の先生は、心を鬼にしてこう言うでしょう ―「同じクラスの◯◯さんや△△君はできている。みんなにできないはずかない」と。

そう言うしかないのです。

仮に生徒一人ひとりの個性は認めたとしても、建前として同じ学校の生徒のあいだで才能や意志の力に差があってはならないのですから。

的確にキャパを『見極める』個別指導

GCAは塾・予備校の区分としては「個別指導塾」に入ります。

では『個別指導』の意義とは一体何でしょう。

まだ意欲が十分でない生徒さんの口に無理やり食べ物を詰め込むようにして、テストのたびに1点でも高い得点をたたき出すことでしょうか。

学年トップの◯◯さんに追いつくために、すべてを犠牲にして彼女の何十倍何百倍も勉強するよう鞭打つことでしょうか。

違うでしょう。

個別指導塾の使命とは、

生徒さん一人ひとりのキャパシティを的確に見極め、長い目で見て無理なく学力を伸ばすカリキュラムを組み、意欲の芽を根気強く育てる

ことではないでしょうか。

そうすることで、少しずつ勉強が苦ではなくなり、やがて好きになり、良い習慣が身につき、そしていつの間にか以前は考えられなかったような実力がつくのです。

すぐに現れる効果はすぐに消えてなくなります。

すぐに役立つものはすぐに役に立たなくなります。

トップレベルの中学・高校に進学した人ほど、周囲の優秀な同級生たちに圧倒され、焦りを感じることも多いでしょう。

ですが、中学・高校のそれぞれ3年間というのは十分に長いです。中高一貫校の6年間であればなおさらです。

定期テストや模試のたび、毎月のように一喜一憂していては、本来伸びるべき学力も伸びません。

現時点での自分のキャパを見極め、半年先・数年先の自分をしっかりとイメージして、一歩一歩着実に歩んでいきましょう。

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この記事を書いた人

Good Chace Academy 代表/講師。英検1級。TOEICスコア960。1976年生まれ。弘学館中学校・高等学校,国際基督教大学(ICU)教養学部卒。高2で英検準1級合格,高3でTOEICスコア825,TOEFL(旧PBT)スコア590。ICU卒業後,一橋大学大学院商学研究科に進学し経営戦略論・経営組織論を学ぶ。2011年,Good Chance Academy設立。4技能化やアクティブ・ラーニングといった新しい言葉ばかりが先行する風潮の中でも,正確な音読・リスニングの徹底による読解力の養成を基本に置いた指導方針を貫き続ける。