誰も気づかない『添削』指導の落とし穴
ここ数年、英検攻略の最重要ポイントとされているライティング問題。
そしてライティング対策と言えば、とにかく
添削指導
だと考えている人が大半ではないでしょうか。
確かに、頭を振り絞ってなんとか語数をギリギリで満たした答案が赤ペンで真っ赤になって返ってくると、何となくライティングが上達した気分になりますよね。
ところがです。
そもそも英検で出題されるような、たとえば
「将来、人間の寿命はさらに伸びると考えますか?」(2級/2020年度第1回の問題文を意訳)
といった、
社会的なトピックについてきちんと考えたことはありますか?
仮に考えたことがある、自分の意見も持っているとしても、それを英語で的確に表現できますか?
というより、そもそもこのトピックについて日本語で200字程度の意見文を書けますか?
残念ながら、ほとんどの中高生がこれらのことが十分にできていません。
このような状態のまま闇雲に英作文を繰り返して、英語の先生からどれだけ丁寧な添削を受けても、ライティングのスキルは伸びませんよね。
『必勝フォーマット??』(導入→本論1/2→結論) はただの基本ルール
また、
- 最初のパラグラフ(introduction)は “I think …(問題文の繰り返し)” …“I have two reasons.”
- 2・3番目のパラグラフ(body)は、“The first reason is that…” “The second reason is that…” で始めて理由を述べる。
- 最後のパラグラフ(conclusion)は,“For these reasons, I think …(もう一度問題文の繰り返し) “
…の『必勝パターン』を使いこなせるようになればライティングは大丈夫だというのは幻想です。全然大丈夫ではありません。
実際に、このパターンをきちんと守って書いているのにライティングのスコアがなかなか伸びない人はうすうす気づいていると思います。
なぜなら、これはそもそも『必勝パターン』でも何でもなく、英文エッセイ(小論)を書くときの単なる基本ルール、
パラグラフ(段落)構成
だからです。「横断歩道では、赤信号では止まって青信号で渡りましょう」と同じくらい常識的なレベルの基本ルールです。
確かに必須ですが、誰でも一瞬で覚えられる、ライティングのほんの入り口に過ぎません。
本当に必要なライティング練習とは
今回の集中講座では
『パラグラフ構成』と『添削指導』の間にある最も重要な練習
に焦点を当て、あなたのライティングスキルを飛躍的に向上させます。
新形式『要約』はサービス問題
さらに、今年度から新たに導入される要約問題(2級・準1級)に戸惑っている人も多いでしょう。
当然の話です。おそらくみなさんの多くが日本語の文章を要約する練習すら十分にしたことがないのですから。
意見論述問題と異なり、要約問題では自分の意見を考える必要がありません。
課題文のポイントを短くまとめるだけのことです。正しい方法さえマスターすれば、むしろ満点が狙えるサービス問題で、実は何も恐れることはないのです。
ライティング練習を通してクリアになる課題
今回の講座で英検のライティング(意見論述/要約)の正しい基本練習をマスターすると、まず英検ライティング問題の得点が伸び悩む本当の課題・原因がクリアになってきます。
さらに、ライティング、というよりスピーキングを含む『アウトプット』の2技能の上達に本当に必要なことがわかり、今後の英語学習への取り組みが大きく変わります。
その結果、英検合格にとどまらず、あらゆる試験や実践に対応できる骨太の実力が身につくようになります。
実施要項
対象
英検3級~1級を受験予定の中高生・大学生・社会人(定員5名)
期間
9/15(月)~10/5(土) 全5回(1回あたり100分)
*上記の期間の受講枠からご都合に合わせて日時を選択できます(詳細はお申し込み後にお知らせします)
費用
15,000(税込)
*お支払いは銀行振込でお願いします。
定員
5名
*先着順。定員になり次第お申込みを締め切ります。
お申込み
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