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学校課題をムダにしない

福岡市天神の英語専門塾GCA・代表のグッチャンです。毎年この時期は、冬休みの課題が大変だという相談(グチ)をよく聞きます。

学校課題の定番

何をやっているのかよく聞くと、10~20レッスン程度の長文(総合)問題集です。

たとえば、いいずな書店「TREASURE HUNT」「WONDERLAND」シリーズ、エミル出版「CROSSBEAM」シリーズ、桐原書店「SKYWARD」シリーズなどが定番のようですね。

それで

「今日3時間かかってやっと2レッスン進んだんですよ…」と。

3時間かけて2レッスン?!

具体的に何をどうやっているのかたずねると、だいたい以下のような様子です。

  • 100~200ワード程度の本文を読む
  • もちろん知らない単語がたくさんあるが、あくまで問題演習なので辞書は引かない
  • 設問を解く。わからなくてもカンで答えを選ぶ
  • 答え合わせをする
  • 解説を読んでなるほどと納得
  • 赤ペンでいろいろ書き込んで満足
  • 終了(ここまでで約1時間強)

時間と課題のムダづかい

厳しい言い方かもしれませんが、

このような『勉強』は特に英語が苦手な人にとっては時間のムダ

ただ勉強をした気分になるだけです。

一般に、文章の中で知らない単語が5%を超えていると、その文章を正確に読解することはできません。

『実践的』に問題を解く前に、まずはひとつでも多くの単語や表現を身につけるのが先です。

課題を使って実力をつけるには

GCAでは冬休み課題を以下のように使うように勧めています

  • 本文を読む前に、和訳と解説をしっかり読む
  • 知らない単語をチェック
  • 本文の構文を確認
  • 耳だけで100%理解できるまで付属の音声を繰り返し聴く
  • 各種音読練習をする
  • (余裕があれば設問を解く)

こう言うと、多くの生徒さんが驚きます。

「問題を解く前に和訳読んじゃっていいんですか??」と。

いいんです。

よく考えてくださいー

あなたにとって大切なのは、赤ペンでたくさん書きこみをして無事に課題を提出することですか?

それとも、ひとつでも多くの語句・センテンスを覚えることですか?

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この記事を書いた人

Good Chace Academy 代表/講師。英検1級。TOEICスコア960。1976年生まれ。弘学館中学校・高等学校,国際基督教大学(ICU)教養学部卒。高2で英検準1級合格,高3でTOEICスコア825,TOEFL(旧PBT)スコア590。ICU卒業後,一橋大学大学院商学研究科に進学し経営戦略論・経営組織論を学ぶ。2011年,Good Chance Academy設立。4技能化やアクティブ・ラーニングといった新しい言葉ばかりが先行する風潮の中でも,正確な音読・リスニングの徹底による読解力の養成を基本に置いた指導方針を貫き続ける。