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「書く」「話す」スキルを伸ばすには (4)

福岡市天神の英語専門塾GCA・代表のグッチャンです。自分の意見を主張するときも,まずは「常識」から出発しましょう。

読む人を納得させる「常識」

では,問3「駅の中に店舗は必要でしょうか」に対する「必要ではありません。人が多いから」という答えはどこが良くないのでしょうか。  

まず人や社会についての論理というのは,「世間の7~8割が納得するような 原因→結果の関係」,言い換えると「常識」のことだと思ってください。それはいつ誰が行なっても同じ結果になる科学の法則とは異なります。  

世間の8割の人が「人が多い」と思うなら,ふつうは「店舗は必要だ」と考えるのです。買う側としても便利でしょうし,売る側つまり店としても儲かるからです。  

もしこれについて,自分はそうは思わない,つまり「人が多いので店舗は必要ない」という逆の論理にしたいのであれば,以下のように書くべきです。  

「通勤や通学で電車に乗るために毎日たくさんの人が駅に来る。駅の中に店舗ができると,さらに多くの人たちが買い物をしに駅に来るので,駅がもっと混雑する。混雑から生まれるトラブルも増えるだろう。そうなると電車の利用という点では駅は不便になってしまう。したがって,駅の中に店舗は必要ではない」    

論理的にまとまった意見を書くということがどういうことなのか,少しはつかめてきましたか。  

(続きます)

ABOUT ME
大串 一郎
Good Chace Academy 代表/講師。英検1級。TOEICスコア960。1976年生まれ。弘学館中学校・高等学校,国際基督教大学(ICU)教養学部卒。高2で英検準1級合格,高3でTOEICスコア825,TOEFL(旧PBT)スコア590。ICU卒業後,一橋大学大学院商学研究科に進学し経営戦略論・経営組織論を学ぶ。2011年,Good Chance Academy設立。4技能化やアクティブ・ラーニングといった新しい言葉ばかりが先行する風潮の中でも,正確な音読・リスニングの徹底による読解力の養成を基本に置いた指導方針を貫き続ける。