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『ゴーン・ハズ・ゴーン』にご用心

Mr. Ghosn has gone to Lebanon.

「ゴーンさんはレバノンに行ってしまって(日本にいない)

という事件が実際に起こりました。

そこで,

 Mr. Bean has been to Lebanon.

「ミスター・ビーンはレバノンに行ったことがある

というセンテンスと合わせて(これは事実かどうかわかりませんが)…

「ゴーン has gone to~ / ビーン has been to~」

という語呂合わせがはやっていますね。

中学生が手こずる現在完了形のよくある間違い

防げるようになっているそうです。

無粋なツッコミですが…

ゴーン(Ghosn)氏は正確には [goʊn] と読みます。

あえてカタカナで表すと「ゴゥン」ですね。

一方で,go の 過去分詞形 gone は [gɔːn] と読みます。

これもあえてカタカナで書くと「ゴーン」です。

……

ミスター・ビーン(Bean)は,[bi:n] と読みますが,

beの過去分詞形 been は,私たちがふだん学習しているアメリカ英語では [bɪn] です。

これはうまくカタカナで表せないのですが,

両方とも日本語の「イ」「イー」とは異なります。

ちなみに,イギリス英語では Bean も been も [bi:n] なのでツッコミどころはありません。

『文法』も『発音』も同じレベルで正確に!

今回の事件で,現在完了形が学習しやすくなったことは良いことです。

ですが同時に,

いかに発音の学習が後回しにされているか

を浮き彫りにした出来事でもあります。

……

特に初めて現在完了形を習う中学生のみなさんは,

初級者だからこそ

発音も文法と同じくらい正確に学習していきましょう

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この記事を書いた人

Good Chace Academy 代表/講師。英検1級。TOEICスコア960。1976年生まれ。弘学館中学校・高等学校,国際基督教大学(ICU)教養学部卒。高2で英検準1級合格,高3でTOEICスコア825,TOEFL(旧PBT)スコア590。ICU卒業後,一橋大学大学院商学研究科に進学し経営戦略論・経営組織論を学ぶ。2011年,Good Chance Academy設立。4技能化やアクティブ・ラーニングといった新しい言葉ばかりが先行する風潮の中でも,正確な音読・リスニングの徹底による読解力の養成を基本に置いた指導方針を貫き続ける。