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中2で英検2級合格!

ハードな運動部と両立しながら通ってくれている中学2年生のOさんが英検2級に無事合格。

おめでとうございます!

英語教育に力を入れている私立校の生徒さんで,ライティングやスピーキングの練習は学校で頻繁に行なってるようでしたので,

GCAではとにかくリーディング素材のマーキング(構文の把握) → リスニング → 音読 → QAセッションの反復を徹底。

過去問については一度だけ出題形式を確認したのみで,例によって問題演習は一切おこなっていません。

たとえば,何級であっても誰もがつまずく第一問の語彙問題。

問題演習を繰り返して,いくらじっくり考えて取り組んでも決して正答率は上がりません。

問われているのは「解ける」か「解けない」かではなく,

「知っている」か「知らない(覚えていない)」かということなのですから。

だからといって,無味乾燥な出題頻度順の単語集を反復することも得策とは言えません。

大量の無意味な文字列を丸暗記するのはまさに苦行です(円周率を100ケタ覚えるのと同じです)。

あるいは,「2番目と5番目に来る語の番号の組み合わせ」が問われる整序英作文(並べ替え問題)

これはあくまでテストの手段であって,いくら「並べ替え」の練習をしても実力はつかないのです。

今年,某全国模試からこの整序英作文問題がなくなったことが取り沙汰されていましたが,そのような些細な出題形式の変更など英語学習の本質とは全く関係がありません。

むしろ,じっくり考えて(頻出の)「並べ替え」問題はできても,実際に完全なセンテンスを組み立てることはできない…

とりあえず合格点を叩き出すために並べ替えのテクニックだけを教える…

といった状況の方がよほど問題だったと思います。

どんな試験の対策であっても,英語は英語。

やはり,レベルに合ったリーディング素材(長文)を正確に読解し・聴き込み・音読し・文章ごと自分のものにするという,地味な反復トレーニングを中心に据えるべきでしょう。

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この記事を書いた人

Good Chace Academy 代表/講師。英検1級。TOEICスコア960。1976年生まれ。弘学館中学校・高等学校,国際基督教大学(ICU)教養学部卒。高2で英検準1級合格,高3でTOEICスコア825,TOEFL(旧PBT)スコア590。ICU卒業後,一橋大学大学院商学研究科に進学し経営戦略論・経営組織論を学ぶ。2011年,Good Chance Academy設立。4技能化やアクティブ・ラーニングといった新しい言葉ばかりが先行する風潮の中でも,正確な音読・リスニングの徹底による読解力の養成を基本に置いた指導方針を貫き続ける。