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「英文法」が苦手な人へ

福岡市天神の英語専門塾GCA・代表のグッチャンです。

共通テストでは、旧センター試験・大問2のようないわゆる「文法問題」がなくなり、筆記試験では読解問題だけが出題されるようになりました。そのためか、最近「今後も英文法を教えることが必要なのか」という奇妙な議論が盛り上がっているようです。

英文法は何のため?

そもそも英文法というのは、「文法問題」を解くために学習するものではなかったはずです。

英文法とは平たく言うと、英単語の並べ方と変形のルールのこと

たとえば「僕は彼女が好きだ」が…

*I she like.

ではなく,

I like her.

だとわかるのは,まさに英文法を身につけているからです。

つまり、英文法を十分に習得していなければ、英語を「読む」ことも「聞く」ことも「書く」ことも「話す」こともできません。

『文法は不要』の本当の意味

ではなぜ「英文法はもういらない」という議論が出てくるのでしょうか?

旧来の入試問題では、

「1~7の語句を並べ替えて英文の空所を補い,3番目と5番目にくる最も適切な語の組み合わせを選べ(ただし1語不要)」

「本文中の下線部1~5の that のうち用法が異なるものをひとつ選べ」

といった複雑な出題形式の文法問題が高度に発達してきました。

この背景には

  • ライティングやスピーキング試験では完全に公平で客観的な採点が不可能であること
  • 資格試験である英検などと異なり、選抜試験である入試では点差がつきにくい基礎的な問題を出せないこと

といった事情があります。

その結果、例外的な文法知識イコール高度な英語力という風潮が生まれ、基礎があやふやなまま、試験で出やすい例外ルール集(いわゆる『重箱の隅』問題)に重点を置く「受験英語」というジャンルが成立していきました。

さらには大手予備校を中心として、適語補充・整序英作文・語形変化・適語選択・発音アクセント…といった様々な出題形式に対応した解答テクニックが次々と開発されていったのです。

つまり、「英文法はもう要らない」という人たちがイメージしている文法の学習とは「入試に出る文法問題の解答テクニック」のことです。

「文法問題の解答テクニック」のことを「英文法」と呼ぶのであれば、確かにもう時代遅れと言ってよいでしょう。

本来の英文法を取り戻す

ところが最初に書いたように,英文法とは決して「文法問題の解答テクニック」のことではありません。

文法学習などもう古い、これからは4技能だコミュニケーションだなどと雰囲気で決めつけず、このような経緯で近年の英語試験改革の試みがあるということをまず理解しましょう。

そして、本来の英文法を取り戻していきましょう。

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この記事を書いた人

Good Chace Academy 代表/講師。英検1級。TOEICスコア960。1976年生まれ。弘学館中学校・高等学校,国際基督教大学(ICU)教養学部卒。高2で英検準1級合格,高3でTOEICスコア825,TOEFL(旧PBT)スコア590。ICU卒業後,一橋大学大学院商学研究科に進学し経営戦略論・経営組織論を学ぶ。2011年,Good Chance Academy設立。4技能化やアクティブ・ラーニングといった新しい言葉ばかりが先行する風潮の中でも,正確な音読・リスニングの徹底による読解力の養成を基本に置いた指導方針を貫き続ける。