福岡市天神の英語専門塾GCA・代表のグッチャンです。「4択・穴埋め・並べ替え」が文法の勉強だと思っていませんか?
テストと練習は違う
まるで数学のように絶対的な正解がある文法問題。苦手な人も多ければ、(特に理系の人には)好きな人も多かったりしますよね。
文法問題は主に、4択・穴埋め・並べ替えとして出題されます。 それにしたがって、4択・穴埋め・並べ替えをひたすら練習するのが文法の勉強だとされています。
実はここに大きな落とし穴があるのです。
4択・穴埋め・並べ替えというのは、文法的に正しい英文を作れるのかどうかをテストする手段にすぎません。
本来はゼロから正しい英文を作らせたいところを、採点の正確さや公平性のために、仕方なく4択・穴埋め・並べ替え問題に作り変えられているのです。
ですから、受験者が最初から4択・穴埋め・並べ替えの練習ばかり繰り返して、その頻出パターンに慣れてしまっては本末転倒なわけです。
確かに、テスト形式に近い「実践的」な問題を練習すれば,目の前のテストの点数は多少は上がるかもしれません。しかし半年1年のスパンで英語力をつけることを考えた場合、それは得策とは言えません。
正しい「練習」とは
英語の正しいトレーニングは、つねに音読とリスニングです。問題を解くことではありません。
文法の例文であれば、
①まずなぜそうなるかを理解して、
②正しい音読練習を通して暗唱する
ことに尽きます。
つまらない、つらい練習です。嫌がる人が多いです。
でも、つまらないしつらいから実力がつくのです。
英語に限らず、効果的なトレーニングというのは本来そういうものではないでしょうか。