福岡市天神の英語専門塾GCA・代表のグッチャンです。第1問の本論2(Body 2)に入ります。
2つ目の論点
In our second study… で始まる第4パラグラフから本論2(Body2)に入ります。
まず序論~本論1(第1~第3パラグラフ)までの流れをもう一度確認しましょう:
ここで筆者らは2つ目の論点を提示します。すなわち
『実験①で個人に起こったことが,集団ではどのようなプロセスで生じるか』
です。
実は『個人』の話だった Body1(本論1)
ここで注意点がひとつ―。
この論文は,最初から最後まで集団での話をしているかに見えて,本論1(第2~第3パラグラフ)はあくまで
どうすれば『個人(individuals)』の創造性(アイデアを出す力)が高まるか
についての話だったということです。
実験①で「ペーパークリップの新しい使いみち」をたずねられていたのは個々人(each individual)です。
集団であれこれアイデアを出し合った,つまりブレーンストーミングをしたわけではないのです。
「自虐ネタ」を披露した,あるいは「自慢話」をした「グループ(groups)」というのは,同じ条件を与えられた「参加者(被験者)の人たち(one set of participants)」くらいの意味です。
その証拠に,第5~第7パラグラフの実験②の説明では,「グループ(groups)」ではなく「チーム(teams)」という言葉が使われています。
Body2(本論2)の仮説 ~チームの場合
ここでも筆者らは実験を行なう前に,新しい仮説を立てます(第4パラグラフ2行目: We suspected that~)。図にまとめると
その上で実験②を行なうのです。
(続きます)