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文法問題は感覚,長文問題は理屈

福岡市天神の英語専門塾GCA・代表のグッチャンです。今回はめずらしく,テスト本番でのテクニックの話です。

最後の2択で迷ったら…

どうしても答えに迷うとき,最終的には何を手がかりに解答を選べば良いのか―。

まず,現行のセンター試験の大問1・2の「発音・アクセント」や「文法・語法問題」のケース。

意外かもしれませんが,最後はカンの方が当たります。

なぜかというとこれらの問題でとりわけ難しいものは,中途半端な知識を使うと必ず間違うように作られているからです。

もちろん最初からカンで解くのではありません。あくまで最後の手段ですので誤解のないよう。

それと,ふだんの音読練習で正しい英語の感覚が身についていないと,正しいカンも働かないので注意してください。正しい音読練習は文法問題にも有効なのです。

……

次にセンター試験の大問3~6。つまり長文読解問題については,最後の最後まで理詰めで選んでください。文法問題とは逆に,カンで選ぶと必ず外れます。

なぜかというと,ニセの選択肢はなんとなく読むと正解だと感じられるように作られているからです。

学校や予備校の授業でも言われていると思いますが,具体的にはその選択肢の根拠となる部分を確実に本文中から探し出して印をつけるのが重要です(「根拠探しあるいは「リーズニング」と呼ばれる作業ですね)。

一見逆のように感じられるかもしれませんが,最後の最後は,文法はカン(感覚)・長文はアタマ(理屈)を信じましょう。

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この記事を書いた人

Good Chace Academy 代表/講師。英検1級。TOEICスコア960。1976年生まれ。弘学館中学校・高等学校,国際基督教大学(ICU)教養学部卒。高2で英検準1級合格,高3でTOEICスコア825,TOEFL(旧PBT)スコア590。ICU卒業後,一橋大学大学院商学研究科に進学し経営戦略論・経営組織論を学ぶ。2011年,Good Chance Academy設立。4技能化やアクティブ・ラーニングといった新しい言葉ばかりが先行する風潮の中でも,正確な音読・リスニングの徹底による読解力の養成を基本に置いた指導方針を貫き続ける。