文法ノート (grammar)

理解は「比較」することから

福岡市天神の英語専門塾GCA・代表のグッチャンです。文法をきちんと理解するコツについて。

基本の形に戻してみる

難しい文法というのは,たいてい述語動詞(V)の部分がこみいっているものです。

 

例えば,  

He might have done well on the test.  

(彼はテストの出来がひょっとするとよかったのかもしれない)  

という文があります。

might have done のあたりが難しいですね。

こういうときは丸暗記に頼らずに,もともとどんなセンテンスが変形してこの形になったのか,いったん基本に立ち返ってみましょう。  

……

He might have done well on the test.  

…まず助動詞 might を現在形に戻します

He may have done well on the test.  

(彼はテストの出来がよかったのかもしれない)

…さらに現在完了形を作る have をはずすと

He may do well on the test.  

(彼はテストの出来がいいかもしれない) 

 

…最後に助動詞 may を外すと

He does well on the test.  

(彼はテストの出来がよい)    

最後は中1生でも理解できる文に戻りました。  

1ステップずつ比較する

ここからもう一度逆にたどって,助動詞などを加える前と後をつねに比較しながら,その違いを理解していくのです。  

一見遠回りに見えますが,現在完了形のニュアンスや助動詞の過去形の意味もわからないまま,いきなり might have done…, must have done…, should have done…, などと丸暗記するよりはるかに文法問題がすっきり理解できますし,何よりもこの文法を実際に使うことができるようになります。    

本物の理解は「比較」することから始まるのです。

ABOUT ME
大串 一郎
Good Chace Academy 代表/講師。英検1級。TOEICスコア960。1976年生まれ。弘学館中学校・高等学校,国際基督教大学(ICU)教養学部卒。高2で英検準1級合格,高3でTOEICスコア825,TOEFL(旧PBT)スコア590。ICU卒業後,一橋大学大学院商学研究科に進学し経営戦略論・経営組織論を学ぶ。2011年,Good Chance Academy設立。4技能化やアクティブ・ラーニングといった新しい言葉ばかりが先行する風潮の中でも,正確な音読・リスニングの徹底による読解力の養成を基本に置いた指導方針を貫き続ける。