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音読のイメージ(1)

福岡市天神の英語専門塾GCA・代表のグッチャンです。ただ声に出して繰り返し読むことを「音読」とは言いません。

正しい「音読」とは

まず「音読なんてわざわざ教室に通わなくてもひとりでできる」という意見について。    

ひと口に「音読」といっても以下に挙げるように様々なバリエーションがあります:

  • サイトトランスレーション
  • リード&ルックアップ
  • リピーティング
  • バックトランスレーション
  • オーバーラッピング
  • シャドウイング
  • オーラル・インタープリテーション

これらの多様な音読の方法を,一人ひとりのレベルや目的に合った最適なバランスで練習メニューに落とし込み,それぞれ練習の目的をしっかりと共有し,実際の練習をサポートし,ミスを修正し,適切な自宅学習の課題を出し,学習効果を測定していくのが英語講師の最大の役割です。  

ちょうどスポーツジムのインストラクターのようなものです。筋トレやランニングは自宅でひとりで練習することもできます。ですが,適切な指導を受けることでケガも防げますし,間違った練習でなかなか効果が出ないということもなくなります。  

また,サイトトランスレーションの練習では,和訳の前段階としての逐語訳(直訳/前から訳/ガイド訳)の教材が不可欠です。逐語訳を自分で作成するのは時間がかかって効率が悪くなりますし,間違った逐語訳で練習してしまうとむしろ逆効果です。  

それぞれの具体的な練習内容については,文章で説明するより実際に体験する方がはるかにわかりやすいのでここでは割愛します。  

要するに,音読練習というのはただ漠然と声に出して読むことではないのです。音読練習こそ適切な個人指導を受けることが重要です。

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この記事を書いた人

Good Chace Academy 代表/講師。英検1級。TOEICスコア960。1976年生まれ。弘学館中学校・高等学校,国際基督教大学(ICU)教養学部卒。高2で英検準1級合格,高3でTOEICスコア825,TOEFL(旧PBT)スコア590。ICU卒業後,一橋大学大学院商学研究科に進学し経営戦略論・経営組織論を学ぶ。2011年,Good Chance Academy設立。4技能化やアクティブ・ラーニングといった新しい言葉ばかりが先行する風潮の中でも,正確な音読・リスニングの徹底による読解力の養成を基本に置いた指導方針を貫き続ける。