マレーシアの英語・大学の授業ってぶっちゃけどうなの?
前回までマレーシア留学の魅力をつらつらと並べてきました。
読者のみなさんはここで以下のような2つの疑問と不安を感じる人もいるかもしれません。
つまり,
「そもそもマレーシアの英語ってどうなの?」「マレーシアの大学の授業ってどうなっているの?」
ということ。
ここからは,僕も直面したそんな疑問・不安にひとつずつ回答していきたいと思います。
疑問・不安①「そもそもマレーシアの英語ってどうなの?」
普通に日本で暮らしていれば,触れ合う機会のほうが「マレ」なマレーシアという国。
そんな私たちがマレーシアへの留学を考える際,誰もが最初に持つ疑問といえば「マレーシアの人って英語しゃべれるの?」ということでしょう。
結論から言えば,前述のとおりマレーシアでは基本どこでも英語が通じます。
もともとイギリス領であったことや複数の民族が共存していることから,人々は同民族間ではマレー・中国・タミル語,異民族間では英語といったように言葉を使い分けています。
もちろん個人によって英語力はバラバラですが,マレーシアの人々の方が日本人よりもはるかに英語力が高いことには間違いありません。
実際,留学サポート事業を行うEF社による、Non Native English Speaker ランキング(英語を母語としない国の英語力ランキング)では全体で11位,アジア圏のランキングではインドやシンガポールを抑えてなんと1位。マレーシア人の英語力は世界的に見てもトップクラスなのです。
もちろんネイティブ英語ではないため,マレーシアの英語には特有の訛り・特徴があります(マングリッシュ)。しかし,それをマイナス要因とみなす必要はありません。
今や世界中で約18億人に話されている「英語」ですが、いわゆるネイティブの英語を話すのはそのうちのたったの約4億人。つまり,圧倒的に非ネイティブスピーカーのほうが多いのです。様々な英語が飛び交う時代となった今,多文化社会で揉まれながら実践的な英語の経験を積むという意味で,マレーシアという地は最適な場所であるように感じます。
疑問・不安②「マレーシアの大学の授業ってどうなっているの?」
ここまできたら大体わかるかもしれませんが,大学の授業はもちろんすべて英語です(一部の国立大学では留学生も少なく授業もマレー語の場合あり)。ほとんどの私立大学では提携先の英・豪大学のカリキュラムをそのまま輸入しており,先進国で学ぶのとほとんど違いはありません。
授業水準は問題ないといえると思います。僕も実際に授業を覗いてきましたが,パソコンを使った近代的な授業風景,教授との距離が近い少人数クラスが印象的でした。