勉強法

英語は専門塾で

このようなこと書くと,他教科の先生方からクレームがつくかもしれませんが…(笑)

GCAに入会したばかりの中高生を見てて思うのです。

模試の前には模試の過去問を…

英検受験前には英検の過去問を…

そしてもちろん志望校の過去問を…

ああでもないこうでもないと一生懸命考えて「解けた!」「解けない…」と一喜一憂する。

解答を見て,わかりやすい解説に納得する。

復習に,間違えた問題をもう一度「解く」。

他教科,とりわけ数学と同じ感覚で英語を「勉強」しているんですね。

一見、同じようなテストの得点として表現されますが,英語と数学では学習の目的がまったく違います。

数学を学習する目的はより難しい問題が「解ける」ようになること。でも英語はそうじゃない。

英語の学習の目的は,いわゆる4技能「読む」「聞く」「書く」「話す」能力を伸ばすことです。

英語のテスト問題はあくまでそれらの技能を測定しやすい形で点数にしているにすぎません。

だから,問題をいくら「解いて」も4技能の向上にはスムーズにつながらない。

なぜなら,問題を解くという作業にはきちんと発話したり聞いたりするトレーニングが圧倒的に不足していますし,まとまった文章を読んだり完全な英文を書いたりする作業もほとんど含まれていないからです。

問題を「解く」時間があったら,単語のひとつでも覚えましょう。英文を聞いて,音読しましょう。

そうして英文をきちんと理解できるようになれば,結果としてテスト問題にもきちんと正解できるようになるのです。

注意しなければならないのは,その逆はありえないということ。

テスト問題を解く練習ばかりしていて,たとえテストでは高得点が取れるようになっても,英語の4技能がそれだけ上がっているわけではないのです。

ご存知の方も多いかと思いますが,この現状を改善するために,文科省の主導で大きな改革が行われています。

ですが,たとえテストの内容が改革されたとしても,また受験業界は「新テスト対策」に躍起になるでしょう。そして遅かれ早かれ,新テストはすぐに骨抜きにされてしまうでしょう。

TOEFLやSAT(全米大学入学共通試験),GRE(大学院入学共通試験)を開発した世界最大の非営利テスト開発機関・ETSによって作られたTOEICが,日本で”TOEIC対策テクニック”が高度に発達したために,英語をきちんと使えなくても高得点が取れるようになったのが良い(悪い)例です。

定期テスト・英検・TOEFL・GTEC・IELTS・大学入試…,世の中には様々な英語のテストがあります。

でも英語はひとつ。

目先のテスト対策に惑わされず,粛々と正しい音読・リスニング練習に励みましょう。