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高速反復でも語呂合わせでもなく

福岡市天神の英語専門塾GCA・代表のグッチャンです。いろいろな単語の覚え方について。

主な3つの「流派」

単語はもちろん実際の文章の中で覚えるのがベストです。

しかし現実には単語集などを使って意識的に語彙を増やす必要がある場合もあります。  

語彙力増強(ボキャブラリービルディング/ボキャビル)には,主に以下に挙げる3つ方法があります。    

(1) 繰り返し書いて覚える  

最も伝統的な方法です。小学生の漢字の書き取りのように,ひとつの単語を何十回も無心に書き写します。

中学生には有効かもしれませんが,大学受験では数千語の単語の学習が必要です。この方法ではとても時間的に間に合いません。  

また一度に数十個しか学習できないため,最初に学習したものからところてんのようにどんどん抜けていくという致命的な欠点があります。    

(2) 語呂合わせ  

たとえば,delay (遅れる) を「デレ~と遅れる」  と覚えるような方法です。最後の手段ですね。    

(3) 高速反復  

いま最も流行している方法です。フラッシュカード方式とも呼びます。

単語集を「見る」ことをとにかく高速で何回も繰り返します。

確かに効果的ですが,指導経験から言うと受験が間近に迫っているといった強烈なプレッシャーがないとなかなか思うように暗記できません。  

(4) 語源・語根から系統的に暗記  

少し長い単語,例えば composition (構成)は,com (一緒に) + pose(置く) + こと(tion) と,接頭辞・語根・接尾辞の組み合わせから成り立っています。  

この接頭辞・語根・接尾辞から系統的に学習すると,非常に定着が良くなります。なぜかというと,意味を理解できることの方が頭に残りやすいからです。  

一気に丸暗記したものは,テストが終われば一気に忘れてしまいます。本物の英語力を求めるのであれば,高速反復より多少時間がかかるとしても,「接頭辞+語根+接尾辞」という単語の本質を理解した上で語彙を増やしていくことをおすすめします。

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この記事を書いた人

Good Chace Academy 代表/講師。英検1級。TOEICスコア960。1976年生まれ。弘学館中学校・高等学校,国際基督教大学(ICU)教養学部卒。高2で英検準1級合格,高3でTOEICスコア825,TOEFL(旧PBT)スコア590。ICU卒業後,一橋大学大学院商学研究科に進学し経営戦略論・経営組織論を学ぶ。2011年,Good Chance Academy設立。4技能化やアクティブ・ラーニングといった新しい言葉ばかりが先行する風潮の中でも,正確な音読・リスニングの徹底による読解力の養成を基本に置いた指導方針を貫き続ける。