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いつまでもスマホを敵視していいのか?

福岡市天神の英語専門塾GCA・代表のグッチャンです。もうスマホを手放す生活なんて考えられませんよね。

目の敵にされるスマホ

スマホは現代生活にとってもはや必要不可欠の道具になっています。

ところが今,教育関係者の間でスマホほど評判の悪い道具はありません。 実際,たいていの学校ではスマホの使用が禁止されています。また,スマホを使うと成績が下がる・頭が悪くなるといったセンセーショナルな研究が次々と報じられたりしています。  

もちろん,スマホの使用にはいろいろな弊害があるのは事実です。ですが,新しい技術や道具というのは往々にしてそういうものでしょう。

時代の変化を認めよう

明治時代に欧米からペンや鉛筆が入ってきたとき,おそらく多くの人たちが,「心静かに墨をすり精神を統一して半紙に筆でしたためなければ良い文章は書けない」と主張していたのではないでしょうか。

あるいは,ワープロ(今のパソコン)が普及し始めたときは,万年筆や原稿用紙も使わずにカチャカチャとキーボードを叩くだけで良い小説など書けるはずがないと主張する人たちがいました。携帯電話が登場したときも,散々な言われようでした。

でも,ペンやパソコン・携帯電話なしでは,もはや私たちの生活は成立しませんよね。

スマホだって同じです。スマホが普及し始めてからわずか10年です。正直言って,まだ安全性が確立されていない,過渡期の技術です。しかし,将来的にスマホやそれに続く機器がなくなることはまず考えられないでしょう。技術というのは時代とともに進化し続けるのです。  

求められる「スマホ教育」

ですから,スマホを使うな!と頭ごなしに否定するのではなく,スマホの正しい使い方を丁寧に教えるのが本来の教育関係者の役割なのではないでしょうか。

確かにスマホをいじっていると,だらだらとSNSや動画サイトなどを眺めて時間をムダしてしまうことも多いでしょう。

一方で,スマホさえあればいつでもどこでもほぼ無料で各教科の超一流講師の動画授業を視聴することもできますし,さまざまな学習用アプリも無料あるいははジュース1本程度の値段で手に入れることができます。

海外のネイティブスピーカーとオンライン英会話だってできますし,twitterやinstagramを使えば英語で世界中の人たちと交流できます。「TED」で世界トップレベルのプレゼンテーションを聴くこともできます。

どうしてもSNSや動画サイトでだらだら時間をムダにしてしまう人向けに,最近では勉強に集中するのに邪魔なアプリをブロックするアプリもあります。

スマホは勉強の邪魔だ!と思考停止してしまうのではなく,どうすればスマホの弊害を抑えながら勉強にうまく活用できるのか考えていくのが正しい教育ではないでしょうか。

実際,海外や国内の一部の私立中高では既にスマホを利用した授業を行なっています。もちろん,GCAでもLINEを使った質問の受け付けや音読練習の習慣化のサポートなど,以前からスマホを積極的に活用した指導を行なっています。

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この記事を書いた人

Good Chace Academy 代表/講師。英検1級。TOEICスコア960。1976年生まれ。弘学館中学校・高等学校,国際基督教大学(ICU)教養学部卒。高2で英検準1級合格,高3でTOEICスコア825,TOEFL(旧PBT)スコア590。ICU卒業後,一橋大学大学院商学研究科に進学し経営戦略論・経営組織論を学ぶ。2011年,Good Chance Academy設立。4技能化やアクティブ・ラーニングといった新しい言葉ばかりが先行する風潮の中でも,正確な音読・リスニングの徹底による読解力の養成を基本に置いた指導方針を貫き続ける。