実際の授業の流れ

GCAでは基本的に,

① インプット(reading & listening/週単位)

…それぞれのレベルに応じたリーディング素材の読解と反復練習

② アウトプット(writing & speaking/月単位)

…自由英作文(100-200 words)の添削・リライトとプレゼンテーション・質疑応答(QAセッション)

の2つを中心に学習を進めていきます。

インプット(週単位)

英語(外国語)の学習の中心は何よりも「読む」ことです。

読んで理解できない内容を,聞いたり・話したり・書いたりすることは決してできないからです。

GCAでは下記のようなリーディング素材(テキスト)を使って,あらゆる「読む」トレーニングを徹底します。

いったん理解した文章を繰り返し練習するのは,ときに退屈に感じるかもしれません。ですが,繰り返し練習することによって初めて,文章中で使われている文法や単語・表現が自分のものになります。

その結果,初見の長文がスラスラ理解できるようになったり,表現したいことを自在に書いたり話したりできるようになるのです。

また,これまでの指導経験から断言できるのは,何重ものチェックを強制されない限り,大半の人は反復練習をしないということです。

確かに次々と新しい内容を学習する方が満足度は高いでしょう。しかし学習した内容がきちんと身についていない状態で高度な内容に進んでも学習効果は上がりません。ただ学習した気になるだけです。

GCAでは2重3重のチェックをクリアすることなく学習内容を進めることは決してありません。その場限りの満足感ではなく,確実な実力アップを優先します。

主な使用テキスト

学習1: マーキングと添削

まず構文と単語,文脈を正確に把握できているかどうか,GCA独自のマーキングでチェックします。

学習2: フレーズ訳チェック

次に,直読プリントとテキストの訳文・解説を読んだ上で,単語・文法・意味内容をきちんと理解しているか,フレーズごとに口頭で確認します。

英文を英語の語順・ニュアンスで理解することは非常に重要ですが,それを母語である日本語としてある程度自然に表現できることも同じくらい重要です。

たとえば, “The constantly changing nature of language is frustrating…” というフレーズを「言葉の継続的に変化する自然は欲求不満だ」とひと昔前の機械翻訳のように答えてはいけません。

学習3: 発音チェック

意味内容を把握したら,発音プリントと音声教材(CD等)で正確に発音・アクセント(強勢)・イントネーションを確認してもらい,チェックします。

サイト・トランスレーション(2周目)

  • 口頭でのフレーズ訳で学習した文章が身についているかどうかを10レッスンごとにチェックします(同時通訳のイメージです)。
  • 場合によっては直訳に近い形で言い直しもらったり,日本語としてより自然な表現にしてもらったりすることがあります。英文を正確に理解しているか,あるいは和訳をただ丸暗記していないかをあらゆる角度から厳しくチェックします。
  • 日々の音読練習が習慣化されていないと,この2周目がクリアできません。つまり先のレッスンに進めませんし,成績も決して伸びません

リピーティング/バックトランスレーション(3周目)

  • 3周目のチェックです。次の10レッスンの学習(①~③)と1レッスンずつ交互に行ないます。
  • リピーティングの際に,英文の内容を理解せず,音声だけをマネしている場合はすぐにバレます。もちろんやり直しです。
  • 早慶や旧帝大レベルの難解なリーディング素材をバックトランスレーション(訳し戻し)まで練習すると,ライティングやスピーキングでわかりにくい表現を使う悪いクセがついてしまいます。したがって,中級レベル以上ではリピーティングで代用します。

プレゼンテーション/QAセッション(4周目)

  • 4周目です。学習したリーディング素材を通しで朗読してもらい,内容をきちんと理解して相手に伝えることができるかチェックします。
  • プレゼンテーションの際は,他の生徒さんにもオーディエンスとして参加してもらい,人前で堂々とプレゼンテーションができるメンタルも養成します。
  • 文字面を追っているだけの棒読みではもちろん不合格です。
  • プレゼンテーションの後,文章の内容について数分間の質疑応答を行ないます(英検二次試験のイメージです)。

アウトプット(月単位)

英検やTOEFL,大学入試などで出題される100~200語程度の意見文を書く・発表するトレーニングです。一般に行なわれているように,初心者の段階から闇雲に「作文を書く→添削を受ける」のサイクルを繰り返しても,実はあまり効果は上がりません。GCAでは以下のような手順でアウトプットのスキルを指導します。ひと月で1サイクルを目安に行ないます。

*アウトプットのトレーニングはSコースおよびAコース限定です。あらかじめご了承ください。

論理国語の課題

狭い意味での英語力(文法・語彙力)と,論理的思考力・表現力(コミュニケーション力)はきちんと区別してトレーニングする必要があります。

とりわけ後者については,(文科省の主導で改革が行なわれつつあるものの)与えられたトピック(論題)について自分の意見を論理的に構築し,説得力のある文章を書く(もしくは発表をする)トレーニングを十分に受けている中高生はほとんどいません。

GCAでは以下のような教材を使って,まずは母語である日本語での論理的思考力・表現力をトレーニングします。

トピックの選定/背景知識の確認

一人ひとりのレベル・関心に合わせて適切なトピック(論題)を与えます。そのトピックについての背景知識が足りない場合はGCAライブラリなどから読書課題を出し,自分の意見を構築する土台を作ります。

アウトラインの作成と修正

いきなり文章を書き始めるのではなく,文章の設計図であるアウトラインを作成してもらいます。

日本語の文章での「起承転結」のように,英文のエッセイ・ライティングにも基本的な「型」があります:

  • Introduction (自分の主張)
  • Body1 (理由1 + その根拠もしくは具体例)
  • Body2 (理由2 + その根拠もしくは具体例)
  • Body3 (理由2 + その根拠もしくは具体例)
  • Conclusion (上記にもとづいた主張の再確認と説得)

このたった5行のアウトラインの段階で,まず論理的なほころびがないか徹底的にチェックし,修正を重ねます。

初稿(1st draft)の提出/添削

アウトラインが完成して初めて実際の文章を書き始めます。ここで初めていわゆる英文添削を行ないます。

第2稿(2nd draft)の提出/ネイティブチェック

初稿の添削に基づいてリライト(rewrite),第2稿(2nd draft)を提出してもらいます。この段階でネイティブスピーカーによる最終校閲にかけ,最終稿(final draft)のモデル音声を制作します。

プレゼンテーション/QAセッション

「書きっぱなし」「添削されっぱなし」を防ぎ,アウトプット練習の本来の効果を得るため,教室内で最終稿をプレゼンテーション(発表)します。プレゼンテーションの際には,教室内の他の生徒さんにもオーディエンスとして参加してもらいます。

最後の仕上げとして,講師あるいはオーディエンスによる数分間の質疑応答(口頭試問 QA session)を行ないます。