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音読のイメージ(2)

福岡市天神の英語専門塾GCA・代表のグッチャンです。効果的な「音読」には想像以上の絶対量が必要です。

本当に「音読」をやってますか??

次に「学校の先生からも音読音読と言われるのできちんとやっている」という意見についてです。

まず英語の学習時間全体のどのくらいの割合を各種の音読にあてるべきでしょうか。  

少し考えてみてください。  

……    

……

正解は,少なくとも半分以上です。ここまでやっている人が一体どれだけいますか。  

単語を調べて・問題を解いて・間違いを赤ペンで訂正して・最後に少し音読する…では全然足りないのです。 

ところが,私たちの周りには音読練習を阻むものだらけです。図書館や予備校の自習室・ファミレス・カフェでは静かに問題を解いたり参考書を読んだりすることはできますが,音読はなかなかできません。  

また,学校の先生はプロなのでもちろん音読の重要性は理解しています。だから確かにみなさんに音読をするよう指示します。それなのにほとんどの人は十分に音読練習をしません。

なぜかというと,あまりテストされないからです。学校のテストはほぼ筆記試験です。リスニング試験と言っても解答は筆記です。人数と公平性の問題から,口頭でテストが行われることはほぼありません。  

人は基本的にテストされないことは練習しません。将来的には,TOEICなどのスピーキングテストのようにレコーダーに解答を吹き込んだり,フィリピンなどとのオンライン授業で口頭テストを行なったりといった環境が増えていくでしょうが,現状はまだまだです。  

もちろん音読練習は音読テストのためにおこなうのではなく,英語学習全体のベースです。そのためにも,音読によるテストを頻繁に行なうことで,音読練習をする意欲をキープする必要があります。

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この記事を書いた人

Good Chace Academy 代表/講師。英検1級。TOEICスコア960。1976年生まれ。弘学館中学校・高等学校,国際基督教大学(ICU)教養学部卒。高2で英検準1級合格,高3でTOEICスコア825,TOEFL(旧PBT)スコア590。ICU卒業後,一橋大学大学院商学研究科に進学し経営戦略論・経営組織論を学ぶ。2011年,Good Chance Academy設立。4技能化やアクティブ・ラーニングといった新しい言葉ばかりが先行する風潮の中でも,正確な音読・リスニングの徹底による読解力の養成を基本に置いた指導方針を貫き続ける。