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夢の原書講読 (2)

GCAの開校当初は「オズの魔法使い」の原書をしばらく使っていたこともあります。しかし物語が長い割に出てくる単語や表現は単調で,精読するには効率が悪い。

結局、Z会の「速読英単語」シリーズ等に落ち着いていました。

そんな状況を変えたのが,当時,中堅県立高1年生だったT君。

当時は英語が苦手で嫌いな中高生が大半だったGCAでしたが,その中でもT君はずば抜けていました。

とにかく全く勉強する意欲がない。成績も不動の学年最下位をキープ。正直,いつ退会してもおかしくないなと思っていました。

いい加減しびれを切らした私は,あるとき冗談で言ったのです。

「ラノベが英語で書いてあったら読むのか?」

(T君はアニメやラノベに非常に詳しいのです。勉強はしなくてもYouTube等でアニメは毎日欠かさずチェックしていました)

「…読む,かもしれません」

「じゃ,一緒に読むか」

「えッ?! ガチですか?」

(続きます)

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この記事を書いた人

Good Chace Academy 代表/講師。英検1級。TOEICスコア960。1976年生まれ。弘学館中学校・高等学校,国際基督教大学(ICU)教養学部卒。高2で英検準1級合格,高3でTOEICスコア825,TOEFL(旧PBT)スコア590。ICU卒業後,一橋大学大学院商学研究科に進学し経営戦略論・経営組織論を学ぶ。2011年,Good Chance Academy設立。4技能化やアクティブ・ラーニングといった新しい言葉ばかりが先行する風潮の中でも,正確な音読・リスニングの徹底による読解力の養成を基本に置いた指導方針を貫き続ける。