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リスニングのテクニック?

英語リスニングで「1回目を聞かずに選択肢を読む」というテクニックは本当に有効なのか。入試対策で小手先の方法に頼る危険性と、本当の英語力を伸ばす学習の考え方を『音読×直読直解』の英語塾GCAが解説します。

『音読×直読直解』の英語塾GCA・代表のグッチャンです。
入試対策というと「点数を上げるテクニック」が注目されがちです。ですが、その前に考えてほしいことがあります。特にリスニングでは、安易なテクニックに頼ることで、かえって英語力そのものの成長を止めてしまうので要注意です。

点数稼ぎのテクニック

一部の英語試験のリスニング問題では、問題文が2回繰り返して放送されることがあります。

そういう場合、「1回目の放送は聞かずに、設問の選択肢を読んだ方が正解しやすくなる」というテクニックを聞いたことがある、あるいはいつもそうしいる、という人はいませんか?

もう試験が数か月後に迫っていて、これまでリスニングの練習などまったくしてこなかったという人ならば、このような小手先のテクニックを使うのも仕方がないでしょう。

ですが、高1~2年生がこういうテクニックを当たり前のこととして習慣にしてしまうのは、非常に危険です。さらに言えば、こうした方法を生徒に教える指導には疑問を感じざるを得ません。

なぜ2回放送されるのか

そもそもなぜ問題文がわざわざ2回放送されるのでしょうか―。

それはもちろん、1回では完全に聞き取れないほど込み入った内容かもしれないからです。その貴重な1回分の放送を無視するのは、内容をきちんと聞き取ろう思っている人のすることではありません。

設問の選択肢を事前に読んでおけば、確かに有利です。ですが、放送の聞き取りを犠牲にしてそういうことを行うのは本末転倒です。

放送後に与えられる解答時間を使って選択肢を十分に読解し検討することができないのは、まだその人の実力が足りないからです。放送1回分の時間を使って設問を読んでいなかったからではありません。

そういう実力不足を「テクニック」で補ってばかりいると、いつまで経っても英語力は伸びません。まだ受験まで時間がある人は、目先の点数にとらわれ過ぎず、しっかりと本当の実力をつける努力をしましょう。


Good Chace Academy 代表/講師。英検1級。TOEICスコア960。1976年生まれ。弘学館中学校・高等学校,国際基督教大学(ICU)教養学部卒。高2で英検準1級合格,高3でTOEICスコア825,TOEFL(旧PBT)スコア590。ICU卒業後,一橋大学大学院商学研究科に進学し経営戦略論・経営組織論を学ぶ。2011年,Good Chance Academy設立。4技能化やアクティブ・ラーニングといった新しい言葉ばかりが先行する風潮の中でも,正確な音読・リスニングの徹底による読解力の養成を基本に置いた指導方針を貫き続ける。