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リスニングのテクニック?

福岡市天神の英語専門塾GCA・代表のグッチャンです。小手先のテクニックは最後の手段です。

模試の点数稼ぎ?

模試のリスニング問題では、問題文が2回繰り返して放送されることがあります。

そういう場合「1回目の放送は聞かずに、設問の選択肢を読んだ方が正解しやすくなる」というテクニックを聞いたことがある、あるいはいつもそうしいる、という人もいると思います。

もう入試が数か月後に迫っていて、これまでリスニングの練習などまったくしてこなかったという人ならば、こういう小手先のテクニックを使うのも仕方がないでしょう。

ですが、高1~2年生がこういうテクニックを当たり前のこととして習慣にしてしまうのは、非常に危険です。

なぜ2回放送されるのか

そもそもなぜ問題文がわざわざ2回放送されるのでしょうか―。

もちろん、1回では完全に聞き取れないほど込み入った内容かもしれないからです。その貴重な1回分の放送を無視するのは、内容をきちんと聞き取ろう思っている人のすることでしょうか。

設問の選択肢を事前に読んでおけば、確かに有利です。ただし、本来それは放送の聞き取りを犠牲にしてまですることではありません。

放送後に与えられる解答時間を使って選択肢を十分に読解し検討することができないのは、まだその人の実力が足りないからです。放送1回分の時間を使って設問を読んでいなかったからではありません。

そういう実力不足を「テクニック」で補ってばかりいると、いつまで経っても英語力は伸びません。まだ受験本番まで時間がある人は、目先の点数にとらわれ過ぎすにしっかりと本当の実力をつける努力をしましょう。

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この記事を書いた人

Good Chace Academy 代表/講師。英検1級。TOEICスコア960。1976年生まれ。弘学館中学校・高等学校,国際基督教大学(ICU)教養学部卒。高2で英検準1級合格,高3でTOEICスコア825,TOEFL(旧PBT)スコア590。ICU卒業後,一橋大学大学院商学研究科に進学し経営戦略論・経営組織論を学ぶ。2011年,Good Chance Academy設立。4技能化やアクティブ・ラーニングといった新しい言葉ばかりが先行する風潮の中でも,正確な音読・リスニングの徹底による読解力の養成を基本に置いた指導方針を貫き続ける。