福岡市天神の英語専門塾GCA・代表のグッチャンです。たまにはグチもこぼします。
「音読以外も教えて下さい!」
「『音読音読』とばかり言いますが,文法や単語などの基本はどうやって勉強するんですか? リスニングや長文読解・英作文はしないんですか?」
生徒さんや保護者様からこの質問を受けるたび,いかに自分の説明が舌足らずだったかいつも反省させられます。
これを英語ではなく,数学に置きかえるとこうなるのです:
「問題演習を徹底するのが大事とばかりおっしゃいますが,三角関数やベクトル・微分積分はどうやって勉強すればいいんですか?」
もちろん数学の先生にこんな質問をする人はいません―。
『問題演習をさせない』数学塾
…なんて,おそらく全国どこを探しても見つからないでしょう。(この記事はただのグチですので)あえて言わせてもらうと,『音読を中心に学習させない』英語塾は『問題演習をさせない』数学塾と同じです。
「音読」というのは英語学習の「分野」ではないのです。
最も効果的な学習の「方法」です。
数学では三角関数や微分積分という学習「分野」を,問題演習を繰り返すという「方法」を使って勉強します。
同じように,英語では単語や文法,そしてその応用である読解やリスニング・英作文などを,音読という基本中の基本の「方法」を使って勉強するのです。
あらゆる英語のスキルというのは,音読という方法によってしか効果的に習得できません。
何千回でも言い続けます
大量の単語を覚えるには…音読をするのです。
文法を習得するのにも…音読をするのです。
長文がスラスラ読めるようになるためにも…音読をするのです。
ペラペラ話せるようになるにも…音読をするのです。
他教科と同じ感覚で問題演習を中心とした勉強している限り,英語の実力を効率よく伸ばすことはできません。
もちろん,ここで言う音読練習には精密な正しい方法・いくつもの練習段階があります。(この記事はただのグチですので)あえて言うと「ただ繰り返し声に出して丸暗記する」ことを音読練習と呼んではいけません。
数学の問題集の解答解説を丸写しして提出するのを「問題演習」と呼んではいけないのと同じくらい当然のことです。