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【期間限定公開】母音: “i”は『イ』でははい ~GCAの発音トレーニング(6)

やはり『イ』ではない short “i”

学習者だけでなく英語講師の中にも,this kick pin などの真ん中にある母音 [I] を,そのまま日本語の『イ』と発音していることがたまにあります。

確かにたいていの英単語では日本語『イ』でも通じないということはないのですが,きちんと区別しないと別の意味になってしまう場合があるのです。

たとえばー

live ↔ leave

これを「リヴ」「リヴ」と覚えていると,とんでもない誤解を招くかもしれません。

英語のアクセントというのは,音の大きさ・音程の高さとともに『音の長さ』が重要な要素です。

だから,live の “i” も強く言うときは長く伸ばすことがあります。

以下は昨年実施した英語発音講習会での柴田武史先生(GCA特別顧問)による大変わかりやすい解説です:

“生きる意欲を失うくらい深刻な悩みを抱えた友人の相談を受けているとき,「生きるんだ!」と強く励ますつもりで,

「リーヴ!」

と言ってしまうと大変です。”Live!” ではなく “Leave!”,つまり「出ていけ!」という意味に取られてしまうからです”

短母音[I] (short “i”)

short “i” を正確に発音するポイントは:

  • 『イ』ほど口を横に開かない
  • ほとんど『エ』のつもりで言ってみて徐々に調整

余談ですが,GCA代表がまだ英語の発音など知らなかった高校生のとき,“live” って実は「リヴ」じゃないのでは,と初めて気づいたのは…

のサビ(1:11~) のところを聴いたときでした。時代を感じますね。

長母音[aɪ] / long “i” と変換ルール

“i” のもうひとつの読み方は,例によって『アルファベット読み』つまり「アィ」です。

short “i” [ɪ] → long “i” [aɪ] の変換ルールは:

  • 単語の最後に読まない e が加わる
  • i の直後に読まない e が入る

いちばんわかりやすい例は―

win ↔ wine

ですね。

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この記事を書いた人

Good Chace Academy 代表/講師。英検1級。TOEICスコア960。1976年生まれ。弘学館中学校・高等学校,国際基督教大学(ICU)教養学部卒。高2で英検準1級合格,高3でTOEICスコア825,TOEFL(旧PBT)スコア590。ICU卒業後,一橋大学大学院商学研究科に進学し経営戦略論・経営組織論を学ぶ。2011年,Good Chance Academy設立。4技能化やアクティブ・ラーニングといった新しい言葉ばかりが先行する風潮の中でも,正確な音読・リスニングの徹底による読解力の養成を基本に置いた指導方針を貫き続ける。