GCAの開校当初は「オズの魔法使い」の原書をしばらく使っていたこともあります。しかし物語が長い割に出てくる単語や表現は単調で,精読するには効率が悪い。
結局、Z会の「速読英単語」シリーズ等に落ち着いていました。
そんな状況を変えたのが,当時,中堅県立高1年生だったT君。
当時は英語が苦手で嫌いな中高生が大半だったGCAでしたが,その中でもT君はずば抜けていました。
とにかく全く勉強する意欲がない。成績も不動の学年最下位をキープ。正直,いつ退会してもおかしくないなと思っていました。
いい加減しびれを切らした私は,あるとき冗談で言ったのです。
「ラノベが英語で書いてあったら読むのか?」
(T君はアニメやラノベに非常に詳しいのです。勉強はしなくてもYouTube等でアニメは毎日欠かさずチェックしていました)
「…読む,かもしれません」
「じゃ,一緒に読むか」
「えッ?! ガチですか?」
(続きます)