福岡市天神の英語専門塾GCA・代表のグッチャンです。大きな声で何十回も無心に音読して「音読練習がんばってる自分」になってしまっている人はいませんか?
まず正しい音読のやり方を身につけよう
何事もそうですが,音読練習にも正しい方法というものがあります。
たとえば野球やテニス・剣道の練習で,間違ったフォームのまま何百回素振りをしても上達するどころかむしろ逆効果ですよね。
今回紹介するのは,READ & LOOK UP (あるいは LOOK UP & SAY)。GCAではこれを最も重要な音読練習として位置づけています。
■用意するもの
- リーディング素材の直読プリント(下の写真参照)
- “顔”のついたもの (ぬいぐるみ・フィギュア・好きなアイドルのポスター…)
■やり方
① 直読プリントの日本語の部分を「ふりがな」として目に入れながら,単語・熟語ひとつひとつの意味を英語の語順のまま理解できるスピードで,フレーズごとに声に出して読みます(read)。
- スムーズに言えるまで数回繰り返します。英文を“暗記する”というより”体にしみ込ませる”イメージです。
- 基本的に和訳部分は声に出さないこと。確かに英語→日本語と交互に声に出した方が速く暗記できますが,その分速く忘れてしまいます。
② プリントから目を上げて(look up),用意したぬいぐるみか写真に向かって「伝える」意識で声に出します。
- これも スムーズに言えるまで数回繰り返します。
- うまくできない場合は,じっと考え込まずに①に戻ります。
- 呪文のように「唱える」のは厳禁。
プロのアナウンスの世界では「ニュース原稿は読むのではなく伝える」と厳しく指導されますが,英語(外国語)の音読練習でもまったく同じです。
READ & LOOK UP を習慣化することで,学習したリーディング素材を”解読”するだけでなく,4技能すべてにおいて使える表現として身につけることができます。
もちろん,READ & LOOK UP を効果的に行なうにはいくつかの準備が必要です(別記します)。