福岡市天神の英語専門塾GCA・代表のグッチャンです。新しい生徒さんからほぼ必ず受ける相談です。
「英単語の読み方がわかりません」
具体的には,bikeはなぜ「ビケ」じゃないのか,science …「スシエンセ」?? ということです。
英語はアルファベットで表されます。
ところが私たち日本人は,小学校でアルファベットを日本語を表す文字の一種として学習します。すなわちローマ字です。あ・ア=a,び・ビ=bi,け・ケ=ke …というふうに。
そのため,中学校で英語を習うときに,英語をローマ字の読み方で読んでしまいます。
それはまるで,中国語の文を日本語の漢字の読み方で読むようなものです。たとえば,中国語で「あけましておめでとう」を「新年快楽」と言います。これを「しんねんかいらく」と読んでも,中国人にはまったく伝わらないだろうということは容易に想像できますよね。
英語は「ローマ字」ではない
英語でも同じです。英語には英語の読み方があります。英語はローマ字ではないのです。
しかもややこしいことに,ひとつの文字にいくつかの読み方があります。ですから,場合によって使い分けないといけません。同じchでも,chicken(チキン),Christmas クリスマス)と,読み方が2つあります。「キキン」「チェリスマス」とは読まないのです。
面倒ですね…。
でも,私たち日本人は英語のことを言えません。
そう,漢字。日本語を勉強する外国人が,漢字の読み方でどれだけ苦労するか知っていますか?
主に large という意味の「大」という漢字の読み方が「大(オオ)きい」「大(ダイ)学」「大(タイ)作」と大きく3つに分かれる他,「大和(ヤマト)」「大人(オトナ)」と…,もうルール無用で変化します。
英語の読み方も例外だらけですが,ある程度のルールはあります。ちょうど日本語の漢字に音読み・訓読みという基本ルールがあるように。
英単語が読めるようになる3つのポイント
ローマ字とはまったく異なる英語の読み方に早いうちに慣れましょう。ポイントは3つ。
- 教材を目で読むのと同じ比率で耳で聴く
- 英語のフリガナである発音記号をマスターする
- 英語の読み方のルール「フォニックス」を学ぶ
英語を得意科目にしたい,きちんと使える英語を身につけたい人は,これらのことはできるだけ早く,理想的には小学高学年か中1のうちに身につけてください。
たとえ学校の授業で教えてもらえなくても,テストに出なくても,です。今ではネット上の無料のページで簡単に学べます。