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中学英語のアンラーニング

『音読×直読直解』の英語専門塾GCA・代表のグッチャンです。「本質」をつかむことで一皮むけることができます。

英語の「公式」?

中学校の英語では、本質的な説明をあえてぼかした指導がされていることがあります。もちろん、初心者が学習しやすいようにという配慮です。  

確かにあれこれ考えずに「◯◯は問答無用でこういうものだ」と丸暗記することは導入としては有効でしょう。ちょうど算数で、仕組みがわからなくても「分数の割り算は逆数をかける」と覚えるようなものですね。  

ですが、そのあくまで初心者向けの「公式」をひきずっていることで,いつまでも英文法の本質が理解できずにいるケースによく接します。

例えば中1の授業では、一般動詞の文を…  

疑問文にするときは主語の前にDoを加え、否定文にするときは主語の後にdo not を加える  

・ただし、主語が三人称単数の場合,疑問文にするときは主語の前にDoesを加えて動詞は原形に、否定文にするときは主語の後にdoes not を加えて動詞は原形にする

…と習います。

そこに今度は高校英語で「強調の助動詞 do/does」として、

She doesn’t talk much, but once she does speak, she is eloquent.

(彼女はあまりしゃべらないが、いったん話をすれば雄弁だ)  

のような「特殊な」ケースが教えられるわけです。

否定文や疑問文を作るはずだったdo/does が、肯定文でも使われることにびっくりしてしまいますね。しかも、このようなdo/doesの用法は、実際の英語では特殊でもなんでもありません。  

いくら例外ルールを積み上げても…

中学英語にはこのような初心者向けのローカルルールがたくさんあります。高校レベルの学習を始める際には、このような中学英語独特のルールをいったんアンラーニング(unlearning)、つまり意識的に捨て去ることが必要です。

そうしなければ、まるで保険の契約書のように脈絡のない膨大な例外ルールだけが積み上がっていって大変なことになります。  

大学受験の過去問で構成された一般的な分厚い文法問題集では、新しいルールが例外的であればあるほど『高度な難問』とされます。

このような方向性は英語学習の王道とは決して言えません。  

いくら細かな例外ルールを積み上げても、決して本質にたどり着くことはできないのです。学習の早い段階からもっと英文法の本質的な意味を学んでいきましょう。