『音読×直読直解』の英語塾・GCA代表のグッチャンです。
音読は「やっているつもり」になりやすい練習です。しかし本当に実力を伸ばすには、想像以上の絶対量が必要です。今回は、音読から十分な学習効果を得るために必要な分量と、それを阻む環境について考えます。
本当に「音読」してますか??
「学校でも音読・音読と言われているから大丈夫」という声もよく聞きます。
では、英語の学習時間全体のどのくらいの割合を各種の音読にあてるべきでしょうか。
少し考えてみてください。
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正解は、少なくとも8割以上です。ここまでやっている人が一体どれだけいるでしょうか。
単語を調べて・問題を解いて・間違いを赤ペンで訂正して・最後に少し音読する…では全然足りないのです。
むしろ、まず日本語訳と解説を読み(なければ生成AIで手早く和訳と音源を用意し)、その内容を理解した上で、オーバーラッピング・リード&ルックアップ・オーラルインタープリテーション・シャドウイングなどの音読練習を数十回繰り返す。さらにバックトランスレーション(訳し戻し)で定着を確認する。
それでも時間の余裕があれば問題を解いてみる ―これが本来の音読練習です。
「音読」をさまたげる環境
ところが、私たちの周りには音読練習を阻むものだらけです。図書館や予備校の自習室・ファミレス・カフェでは静かに問題を解いたり参考書を読んだりすることはできますが、音読はなかなかできません。
また、英語教育のプロである学校の先生はもちろん音読の重要性は理解しています。だからみなさんに音読をするよう指示します。それなのにほとんどの人は十分に音読練習をしません。
なぜかというと、「音読」のテストがほとんどないからです。学校のテストはほぼ筆記試験です。リスニング試験と言っても解答は筆記です。人数と公平性の問題から、口頭でテストが行われることはほぼありません。
人は基本的にテストされないことは練習しません。将来的には、英検CBTやTOEFL、Versantなどのスピーキングテストのように音読練習がテスト形式に直結する機会も増えると思いますが、現状はまだ十分ではありません。
もちろん音読練習は音読テストのために行うのではなく、英語学習全体のベースです。そのためにも、音読によるテストを頻繁に行うことで、音読練習へのモチベーションを維持する必要があります。

