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「書く」「話す」スキルを伸ばすには (4)

意見を英語で主張する際、言葉足らずで「論理の飛躍」を起こしていませんか?採点者を納得させる英語のアウトプットに必要なのは、世間の8割が納得する社会的な「常識」です。本記事では『音読×直読直解』の英語塾GCAが、どんな意見でも相手を論理的に納得させる解答の極意を解説します。

『音読×直読直解』の英語塾GCA・代表のグッチャンです。

これまで、英語の自由英作文や面接で「書けない・話せない」本当の原因は、単語力ではなく「日本語での論理的思考力」の不足にあるとお伝えしてきました。今回はその総仕上げとして、自分の意見を主張する際に絶対に欠かせない「常識」という視点について解説します。

読む人を納得させる「常識」

では、問3「駅の中に店舗は必要でしょうか」に対する「必要ではありません。人が多いから」という答えはどこが良くないのでしょうか。  

まず人や社会についての論理というのは、「世間の7~8割が納得するような 原因→結果の関係」、言い換えると「常識」のことだと思ってください。それはいつ誰が行なっても同じ結果になる科学の法則とは異なります。  

世間の8割の人が「人が多い」と思うなら、ふつうは「店舗は必要だ」と考えるのです。買う側としても便利でしょうし、売る側、つまり店としても儲かるからです。  

もしこれについて、自分はそうは思わない、つまり「人が多いので店舗は必要ない」という逆の論理にしたいのであれば、以下のように書くべきです。  

「通勤や通学で電車に乗るために毎日たくさんの人が駅に来る。駅の中に店舗ができると、さらに多くの人たちが買い物をしに駅に来るので、駅がもっと混雑する。混雑から生まれるトラブルも増えるだろう。そうなると電車の利用という点では駅は不便になってしまう。したがって、駅の中に店舗は必要ではない」

論理的にまとまった意見を書くということがどういうことなのか、少しはつかめてきましたか。  


Good Chace Academy 代表/講師。英検1級。TOEICスコア960。1976年生まれ。弘学館中学校・高等学校,国際基督教大学(ICU)教養学部卒。高2で英検準1級合格,高3でTOEICスコア825,TOEFL(旧PBT)スコア590。ICU卒業後,一橋大学大学院商学研究科に進学し経営戦略論・経営組織論を学ぶ。2011年,Good Chance Academy設立。4技能化やアクティブ・ラーニングといった新しい言葉ばかりが先行する風潮の中でも,正確な音読・リスニングの徹底による読解力の養成を基本に置いた指導方針を貫き続ける。