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英語で問題を『解く』な!(1)

福岡市天神の英語専門塾GCA・代表のグッチャンです。誰もが苦しむ「シリウス」などの問題集の課題提出。生徒さんからのリクエストに応えて、学校課題への効果的な取り組み方を紹介します。

「課題が忙しくて勉強できませんでした」!?

今ではもう聞き慣れてしまって「それは大変だね~、お疲れ様」とつい流してしまいそうになるこのセリフ。

実はよく考えると(よく考えなくても)、ツッコミどころ満載の言い訳ですね。

念のため、何がおかしいのか確認しておくと、

学校課題は『勉強』じゃなくて何なのか?

ということです。

話を聞くと

「シリウス」(その他文法問題集)の課題の量が多くて『問題をなんとか全部解いて提出する』のが精一杯で内容が頭に入らない…

同級生のノートや解答集を丸写しして提出する人までいる…

解答解説が渡されていないので自分で丸付けもできない…

などなど。

課題の量が多いのは上位校なので当たり前のことです。言い訳にはなりません。

ただ、課題の提出そのものが目的になっていて効果的な勉強ができていないのであれば、それは深刻な問題です。

実際に教室で「シリウス」の問題をさせてみると、こちらの予想をはるかに超えた時間がかかります。

確かにそんなペースでやっていたら、時間がいくらあっても足りないでしょう。

『じっくり考える』のは数学だけにしよう

「シリウス」などの文法問題集は非常にハイレベルです。

ただ、「( )内の語句に一語補って英文を完成させなさい」「( )内の語句を正しく並べ替えなさい。ただし一語不要」などといった、レベルが高い(というよりもややこしい)問題がやたらと多いのが、まだ初学者である中学生の学習を妨げている部分があるのが難点です。

また、多くの人が例文がしっかりと身についていない状態で問題に取り掛かるので、例文を数学の公式のようにチラチラ見ながらなんとか解答をひねり出しています。

どうりで時間がかかる割に効果的な勉強になっていないわけです。

中学レベルの英語学習では『じっくり考える』ことよりはるかに大切なことがあります。

これが数学と英語の間の大きな違いです。このことを念頭に置いて学校課題への取り組み方を考えてみましょう。

(続きます)

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この記事を書いた人

Good Chace Academy 代表/講師。英検1級。TOEICスコア960。1976年生まれ。弘学館中学校・高等学校,国際基督教大学(ICU)教養学部卒。高2で英検準1級合格,高3でTOEICスコア825,TOEFL(旧PBT)スコア590。ICU卒業後,一橋大学大学院商学研究科に進学し経営戦略論・経営組織論を学ぶ。2011年,Good Chance Academy設立。4技能化やアクティブ・ラーニングといった新しい言葉ばかりが先行する風潮の中でも,正確な音読・リスニングの徹底による読解力の養成を基本に置いた指導方針を貫き続ける。