冬期講習2023 『英語に目覚める10日間』受講生募集中(こちらをクリック)

どうして「音読」なのか

福岡市天神の英語専門塾GCA・代表のグッチャンです。

近年,多くの英語の先生が「英語の上達には音読が大事だ」ということを盛んに主張されるようになりました。むしろ,音読練習を否定する先生を探す方が大変かもしれません。

大変すばらしいことです。ですが…

そもそも音読(oral reading)はどうしてそんなに大事なのでしょうか。

考えてみたことはありますか??

『4技能』を横断する音読

英語の4技能である 「読む」 「書く」 「聞く」 「話す」 は,

  • 文字の技能: 「読む」 「書く」
  • 音声の技能: 「聞く」 「話す」

の2つに分けることができます。

福岡市|英語塾 GCA|大学受験|医学部|大濠|英検|シリウス|ニュートレジャー|4技能

それと同時に,

  • インプットの技能:  「読む」 「聞く」
  • アウトプットの技能: 「書く」 「話す」
福岡市|英語塾 GCA|大学受験|医学部|大濠|英検|シリウス|ニュートレジャー|4技能

の2つにも分けることができます。

そして,

目で「読む」(文字/インプット)と同時に,口で「話す」(音声/アウトプット)トレーニングである「音読」は,

文字』と『音声』を横断しつつ,

インプット』と『アウトプット』 の垣根も越える

学習法なのです。

福岡市|英語塾 GCA|大学受験|医学部|大濠|英検|シリウス|ニュートレジャー|4技能

究極の学習法

すなわち「音読」は…

① 文字=音声のつながりを確かなものにするトレーニング

であり,同時に…

② インプットした単語・表現・文章を,アウトプットできる(書く・話す)レベルまで身につけるトレーニング

です。

単語・文法の定着から読解・リスニング・英作文・スピーキングまで,英語のすべてのスキルの向上につながる,まさに究極の学習法と言って良いでしょう。

『実践的』な練習の前に…

GCAの授業では,実はほとんど英作文・英会話・過去問など『実践的』なアウトプットの練習を行いません。英検のスピーキングテストや記述式の入試前にちょっと慣らすくらいです。

その代わり,各種の音読練習だけは,毎日欠かさず最低30分は続けるよう指導します。

なぜか?

すばりその方がアウトプットの技能が効果的に伸びるからです。

スポーツの技(わざ)もお金も英語も,まずはきちんと入っていなければ出すことはできません。

英語の学習で英作文・英会話・問題演習ばかりに時間を費やすのは,まるで運動部が一年中ずっとミニゲームと練習試合だけやっているようなものです。そんなチームがはたして強くなるでしょうか。

部活でスポーツをやっている人ならわかりますね。毎日の練習では「実践的な」練習(アウトプット)に入る前に,まずは筋トレ・ランニングに始まり,基本練習・コンビネーション・セットプレーの確認などを,いろいろなパターンで何十回も何百回も繰り返しますよね。

そうすることではじめて,必要な技・プレーが実際の試合の流れの中で臨機応変に出せるようになります。

アウトプットができるようになるにはアウトプットの練習をすればいいというわけではないのです。

過去問を解いたり英会話をしてみたりすることは確かにやりがいのある練習です。点数だったり,相手に通じた!という経験で自分の実力ははっきり目に見えるからです。

ただし,それはスポーツの練習で,地道な基礎練習よりミニゲームの方が楽しいのと同じことです。

ミニゲームでは自分の実力が目に見えるかもしれません。

でも,ミニゲームだけで効果的に実力をつけることはできないでしょう。

英語学習でも,音読を中心とした基礎練習を大事にしましょう。

福岡市|天神|英語塾 GCA|大学受験|医学部|英検|大濠|シリウス|ニュートレジャー
福岡市|英語塾 GCA|大学受験|医学部|大濠|英検|シリウス|ニュートレジャー|4技能

この記事が気に入ったら
いいね または フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

Good Chace Academy 代表/講師。英検1級。TOEICスコア960。1976年生まれ。弘学館中学校・高等学校,国際基督教大学(ICU)教養学部卒。高2で英検準1級合格,高3でTOEICスコア825,TOEFL(旧PBT)スコア590。ICU卒業後,一橋大学大学院商学研究科に進学し経営戦略論・経営組織論を学ぶ。2011年,Good Chance Academy設立。4技能化やアクティブ・ラーニングといった新しい言葉ばかりが先行する風潮の中でも,正確な音読・リスニングの徹底による読解力の養成を基本に置いた指導方針を貫き続ける。