「傾向と対策」が通用しない激変の時代― 王道のブレない学習法で『使える&話せる受験英語』をマスターしよう!

なぜ音読にこだわるのか

福岡市天神の英語専門塾GCA・代表のグッチャンです。今回は,なぜそこまでGCAでは音読にこだわるのか,という話をします。

プロの間では当たり前の『音読』

ここであらためて主張するまでもなく,英語学習における音読の重要性は多くの著名な先生方が口をそろえて強調されています。

いくつか引用しましょう―

「英語を使いこなすには,読む・聞く・書く・話すという4領域の力を伸ばすことが必要です。…音読によって得られる言語操作能力は,この4領域の基本すなわち核となるものだと考えてもらえばいいと思います。そして,この言語操作能力を持たずに,4領域それぞれの技術を表面的に学ぶだけでは,本当の英語力はつかないでしょう」ー 安河内哲也先生

「英語を本当に身に付けようとするには,英語を理解する基礎回路の構築が先決です。…家を建てる時,基礎工事することなしに,柱を建てたり屋根をつくるなんてことはしないはずです。英語の勉強もまったくこれと同じです。基礎回路ができていない段階で,雑多な新しい知識を吸収しようとしても,ざるで水をすくうようなものです。単語や構文をいくら頭だけで覚えたとしても,実際の場面では使えません。この基礎回路を身に付ける最も簡単で効果的な方法が音読なのです」ー 國弘正雄先生

「音読で向上するのは英語能力のどのような面なのでしょうか? 結論から言うと,あらゆる面に効果があります。英文を理解しながら繰り返し自分の口から発していく作業は,英語を,英語の語順で直接・瞬間的に受け入れる体質を養成し,リスニング力も含め英語の基底能力を総合的に高めてくれます」ー 森沢洋介先生

「英語を話すためには,文の形と意識の運び方,リズムに習熟する必要があります。…音読を重ねてください。時間があれば,暗唱してもいいでしょう。遠回りなようでも,声に出して読む。頭だけで理解しようとしない。それが,話す英語への最短距離です」ー 大西泰斗先生

「私たちは,学校でたくさんの文法演習を行います。そして,答えがわからないときには,頭を抱えてじっ~~と考えるように訓練されます。しかし,これはとても効率の悪い勉強方法です。…文法問題というのは,決して悩んではならないのです。もし悩みはじめたら,そこでストップをかけ,すぐに答えをしっかりと確認して,音読や筆写(+できればリスニング)をして,意味と形を頭に入れるようにしてください。…4択問題は『テスト問題』としては優れていますが,『英語力をつけるための問題』としては,最悪です」ー 池田和弘先生

『音読』は英語学習の基礎

いかがでしょう?

文法にしても,単語にしても,長文読解でも,会話でも,英作文でも,リスニングでも,

すべて『音読』なしには英語の学習は成立しない

といっても言い過ぎではありません。

静かに机につき,じっくり考えて問題を解き,思考力を磨くことは,中高生にとって大切な勉強法です。

でも英語を勉強するときだけは,それを一切忘れてください。

トップ校の優秀な(特に理系の)生徒さんほど,まぎらわしい品詞を正確に見分けたり,例外中の例外のような文法事項を知っていることが「英語力」だと錯覚しています。

その一方で,平気で see を she と発音したりします。

模試で偏差値70を超えるような生徒さんが,みな判で押したように「リスニングが苦手なんですが…」と相談してきます。

「長文は読めるんですが文法問題が苦手で…」と言う人の大半が,本当は長文も正確に読めていません。

すべて音読が解決します。

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この記事を書いた人

Good Chace Academy 代表/講師。英検1級。TOEICスコア960。1976年生まれ。弘学館中学校・高等学校,国際基督教大学(ICU)教養学部卒。高2で英検準1級合格,高3でTOEICスコア825,TOEFL(旧PBT)スコア590。ICU卒業後,一橋大学大学院商学研究科に進学し経営戦略論・経営組織論を学ぶ。2011年,Good Chance Academy設立。4技能化やアクティブ・ラーニングといった新しい言葉ばかりが先行する風潮の中でも,正確な音読・リスニングの徹底による読解力の養成を基本に置いた指導方針を貫き続ける。