『音読』習慣化へのトライアル&エラー
あらゆる教科やスポーツ・習い事とまったく同じで,
英語も週1回数時間の授業を受けるだけでは絶対に上手になりません。
授業で習った内容を毎日コツコツ練習して『身につける』ことが必須です。
さらに英語は『問題演習』ではなく『音読練習』を中心に練習する必要があるのですが,
この『音読練習』を習慣化するのが意外に難しいのです。
なぜかというとー
- 図書館や学校,カフェなど公共の場では取り組みにくい
- 他教科の『問題演習』からの切り替えが難しい
- 『音読』テストがない(ことが多い)
- 目の他に耳と口(音声)を使うので面倒くさい
- 英語だけのためにGCAに毎日通うわけにもいかない
からです。
これまでGCAでは,筆記テストの代わりに『音読』によるチェックテストをあらゆる角度から何重にも行なうことで,音読練習の習慣化を促してきました。
ところがこれだけでは,練習の結果をチェックすることはできても,練習そのものをチェックすることができなかったのです。
今月,この問題がようやく解決しました。
コロナ自粛期間の思わぬ収穫
新型コロナウイルス感染症予防のため,去る4月~5月の約2か月間,GCAも教室を閉めてオンライン授業に移行します。
GCAは最大5名の少人数指導なので,もともと生徒さんのスマホやタブレットに入っているLINEアカウントでのグループ通話だけで,スムーズにオンライン化が進みました。
あ,これは使える!
教室に行かなくてもいいー
音声だけ聞こえればいいー
夜遅くてもいいー
同時に何人でも対応できるー
教室授業の代わりだけに使うのはもったいないー
『音読タイム』がスタート!
7月ー。教室授業を再開。
GCAの専用グループLINEでは,午後一番に授業の予約状況を送信します。
と同時に,その日の『音読タイム』参加者を募集し始めました。


そして教室授業が終わる22時(土日は21時),
参加希望者のLINEアカウントに一斉にコールして30分間の『音読タイム』が始まります。
22時から30分間というちょうどいい時間帯
自分の意志で参加を申し込み,時間になったらコールがかかる適度なしばり
仲間の音読は聞こえるが,カメラはオフなので恥ずかしくない
講師が適度にチャット画面で声かけする
講師自身も音読練習をしている
……
これならふつうのモチベーションで無理なく続けられます。
GCAでのここ数年最大のブレークスルーかもしれません。
参加者は今のところ3~6名。
引き続きレポートします。