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中1で必ずマスターすべき2つのポイント(序)

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福岡市天神の英語専門塾GCA・代表のグッチャンです。ワークブックだけで英語を勉強した気になるのは危険です。

「4択・穴埋め・並べ替え」の洗礼

2020年度から小学英語が本格的に導入される予定ですが,現段階では中学校の授業で初めて英語を習う人が大半だと思います。  

今回のトピックは,現中1生や小6生のみなさんが英語を学習し始めるときに気をつけないといけないポイント。  

塾での中1生向けの指導といえば,例えば「必修テキスト」「ウィンパス」「徹底演習テキスト」といった有名中高一貫校が採用するような問題集を繰り返し行なうことが多いと思います。あるいは英語が苦手な生徒さんには「ステップ式英語」などのすぐれたワークがあります。

もちろんそのようなトレーニングも重要です。ですが,中1生が最優先すべき英語の基本は決して「問題を解く力」ではないのです。極端な話,4択・穴埋め・並べ替えといった問題演習は高校受験の半年前くらいから始めても遅くはありません。  

むしろ,中1の段階から他教科と横並びの問題集ばかりを繰り返した結果,英語力とは「4択・穴埋め・並べ替え」の技術だと無意識のうちに思い込んでしまうことだけは絶対に避けるべきです。

 

-s なのか -ies なのかといった細かいスペルや,Just kidding.と言った会話表現(の穴埋め問題)にこだわる前に,中1で(あるいは初めの段階で)徹底的に身につけるべき英語の基礎は以下の2点:

(1) 発音とフォニックス(単語の読み方のルール)

(2) 脊髄反射的な語順の感覚    

英語の勉強=定期テスト対策という感覚に慣れてしまってからではピンと来ないかもしれませんが,この2つが英語力の確固たる土台となるのです。  

実際,上位中高一貫校の一部では中1の1学期を丸ごと使って (1)の発音とフォニックスの習得にあてているところもあります。

実は中学校の先生方もこの2点の重要性を理解されているはずです。ただ,人数の関係で採点や宿題チェックができない,カリキュラムの都合で他のことも詰め込まないといけない,といった理由で後回しになってしまっているだけです。  

これまで英語がとても苦手な中3生~高3生を数多く指導してきました。そういう生徒さんが,来週の定期テスト対策などではなく半年1年単位で実力を伸ばすには,結局この2点からやり直す以外に方法はありません。英語学習に魔法はないのです。  

これは非常に重要なことなので,これから数回にわけて詳しく説明していきます。  

(続きます)

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この記事を書いた人

Good Chace Academy 代表/講師。英検1級。TOEICスコア960。1976年生まれ。弘学館中学校・高等学校,国際基督教大学(ICU)教養学部卒。高2で英検準1級合格,高3でTOEICスコア825,TOEFL(旧PBT)スコア590。ICU卒業後,一橋大学大学院商学研究科に進学し経営戦略論・経営組織論を学ぶ。2011年,Good Chance Academy設立。4技能化やアクティブ・ラーニングといった新しい言葉ばかりが先行する風潮の中でも,正確な音読・リスニングの徹底による読解力の養成を基本に置いた指導方針を貫き続ける。