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そもそも『英文法』とは?

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福岡市天神の英語専門塾GCA・代表のグッチャンです。英文法が苦手,文法問題が解けない,英語は好きだけど英文法が嫌い…。多くの人が共通して持っているのが「英文法」へのネガティブなイメージです。

ところがそういう人に「英文法とは何ですか?」とたずねると「英語の文法です」や「英語のきまりです」といった漠然とした答えしか返ってきません(というより答えになっていませんね,笑)。  

単語の『並べ方ルール』

まずはその苦手な英文法というものがいったい何なのか,クリアにしましょう。

英語力を構成する「読む」「聞く」「書く」「話す」の4技能の正体は,実は「語い」と「文法」の力です。4つの技能がバラバラに存在していて,別々のトレーニングが必要だというのは誤解なのです。

語い力と文法力が,4つの技能として「見える化」されているにすぎません。  

語い(ボキャブラリー)はわかりますね。どれだけ必要な単語を知っているかということです。ところが,単語を知っているだけでは英語は使えません。

小学生のとき,お兄さんやお姉さんの英語辞書を勝手に覗いて「英作文」をしてみた経験はありませんか。たとえば,「私は学校へ行く」と書いてみたい(ローマ字は習っているから書ける)とき,おそらく「私は」「学校」「行く」という単語を和英辞書で引くと思います。そして,それを並べてみると…

I school go.

変ですよね。でも単語はだいたい合っています。何が変なのか?  

― 単語の順序です(もちろん正解は I go to school.)。ここから英文法とは実は単語の「並べ方ルール」だということがわかります。これが一点目。

単語の『変形ルール』

次に,同じく小学生だったみなさんが「きのう,僕は昼ごはんを食べた」と書いてみたいとします(あくまで思考実験です。不自然な点はスルーしてください)。そして,お兄(姉)さんの辞書を引いてみる。出てきた単語が,yesterday, I, lunch, eat。並べます…

Yesterday I lunch eat.  

ここで一点目の「並べ方」についてだけ直します。

I eat lunch yesterday.

これでもまだ変ですよね。何が変なのか。    

― そう,eat ate(過去形)に変形する必要があります。すると,

I ate lunch yesterday.  という正確な英文の完成です。

これが二点目。ここから英文法とは単語の「変形ルール」でもあることがわかります。

2種類のルールと…

まとめます。英文法とは

①単語の並べ方ルール

②単語の変形ルール

それ以上でもそれ以下でもありません。例えば「仮定法過去完了」のような難しそうな文法を学習するときも,いつもこの二点を頭に入れておきましょう。

最後にもうひとつ。

単語の『読み方ルール』を忘れてはいけません。このブログでこれまで何度も書いてきている発音とフォニックスのことです。実は『読み方ルール』も文法の一部です。たとえば、動詞のhave と 準助動詞の have to~ではvの発音が変わるのはもちろん知っていますよね。

『並べ方ルール』『変形ルール』『読み方ルール』

この3つが揃ってはじめて完全な英文法と呼べるでしょう。

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この記事を書いた人

Good Chace Academy 代表/講師。英検1級。TOEICスコア960。1976年生まれ。弘学館中学校・高等学校,国際基督教大学(ICU)教養学部卒。高2で英検準1級合格,高3でTOEICスコア825,TOEFL(旧PBT)スコア590。ICU卒業後,一橋大学大学院商学研究科に進学し経営戦略論・経営組織論を学ぶ。2011年,Good Chance Academy設立。4技能化やアクティブ・ラーニングといった新しい言葉ばかりが先行する風潮の中でも,正確な音読・リスニングの徹底による読解力の養成を基本に置いた指導方針を貫き続ける。